JR東日本は3日、指定席券売機の新型機を今月から順次導入し、従来機も画面更新と機能拡充を行うと発表した。新型機は首都圏を中心に約20駅、約160台を年度内に導入する。

  • 指定席券売機の新型機(イメージ)

新型機はトップ画面を従来の「指定席」「自由席」「乗換案内から購入」などのわかりにくい表示から、「きっぷを買う」「きっぷを変更する」などの目的別メニューに改め、ひと目でわかりやすい画面構成とした。

「モバイルSuica」で在来線に乗り、東京駅など新幹線乗換駅で新幹線のきっぷを購入する場合、これまで「みどりの窓口」に並ぶ必要があったが、今後は新幹線乗換口に設置の新型機が「モバイルSuica」の処理と新幹線きっぷの購入に対応可能となり、窓口に並ぶ必要がなくなる。ただし、「モバイルSuica」のチャージ残額で新幹線きっぷの支払いはできない。

2026年春頃には、成田空港駅、羽田空港駅、仙台駅と山手線内の一部主要駅に設置のパスポートリーダ付新型パスポートリーダ付き新型機で、「JAPAN RAIL PASS Reservation」で予約した「ジャパン・レール・パス」の発券にも対応する予定となっている。

  • トップ画面の表示を目的別メニューに改める

  • 吉祥寺駅から「モバイルSuica」で乗車し、東京駅で新幹線のきっぷを購入する場合のイメージ

  • ウェブ予約した「ジャパン・レール・パス」を指定席券売機で発券できるようになる

なお、現在稼働している従来機も、10月1日からトップ画面を新型機同様の目的別メニューに更新し、ボタン配置を見直すとのこと。