ネット社会の現代では、グルメのブームに火が付くのも"SNSがきっかけ"ということも多い。ここでは、流行に乗り遅れないために知っておきたいSNSで話題の"バズるグルメ"をご紹介。トレンドに敏感なクライアントや同僚たちの前で恥をかかないように、しっかり話題のグルメを押さえておこう。第29回は「#トマトラーメン」。

  • 彩りよくヘルシーな「トマトラーメン」

あらゆる世代に人気のメニューであるラーメンには、様々な個性派が存在する。その中でもひときわヘルシーで人気が定着しつつあるのが、ラーメンのスープにトマトを使用し、旨味と酸味を絶妙に組み合わせた「トマトラーメン」だ。ラーメンでありながらヘルシーで、夏でもさっぱりと食べられるという点が人気のポイントのようだ。

Instagram上でも鮮やかな赤いスープに具材をたっぷりと乗せた写真は多く投稿されており、「#トマトラーメン」のハッシュタグをつけた投稿は2020年7月上旬現在で7.2万件。このほかにも、「#トマト麺」のハッシュタグや、トマトラーメン専門店で食事した際の投稿、家庭で作った際の投稿も数多く見られ、もはや1つのアレンジラーメンのジャンルを確立したといえるかもしれない。

ラーメン好きも納得! トマトラーメン専門店「太陽のトマト麺」

都内でトマトラーメンを味わえる専門店として知られるのは、2005年にオープンした錦糸町本店をはじめ関東に26店舗、関西に3店舗を構える「太陽の恵み味 太陽のトマト麺」。店舗によって異なるが、常時5~8種のトマトラーメンを提供しており、Instagramでも「#太陽のトマト麺」で2.8万件もの投稿がある(2020年7月上旬現在)。

  • 太陽のトマト麺で人気のメニュー「太陽のチーズラーメン」(830円)

低脂肪な鶏ベースのスープに完熟したトマトの果肉を組み合わせた、旨味が濃厚なスープが特徴。トッピングには鶏肉のほか、小松菜から品種改良され、農薬量が半分以下という「江戸菜」という青野菜がたっぷり。麺は豆乳を配合した極細の生麺を使っており、ラーメンとはいえ、健康への配慮が詰まっている1杯だ。

「“ラーメンは好きだけど、カロリーが気になる”、“歳をとるとスープが飲み干せない”という中高年の方も多く、好きなものを食べるにしても少しでも体に良いものをという発想で、今までのラーメン店の常識を変えようと栄養価の高いトマトに着目しました」と話すのは、同店を運営するイートアンド外食第二営業本部 吉原一樹さん。一から新しいスープづくりに取り組み、低カロリーながらラーメン好きでも満足できるトマトラーメンを作り出したのだそうだ。

同店では、プレーンな「太陽のラーメン」(720円)のほか、チーズをトッピングした「太陽のチーズラーメン」(830円)、アサリを使ったイタリアン風の「太陽のボンゴレ麺」(860円)などいろいろなバリエーションが楽しめ、さらにラーメンを食べた後には発芽玄米ごはんをスープに入れてリゾット風に楽しむ「らぁリゾ」(160円)もあり、トマトのスープを余すところなく味わうことができる。

また、「太陽のトマト麺withチーズ」というチーズラーメンに特化した3店舗(新宿、原宿、兵庫・三宮)ではスキレットで熱したチーズを後がけするプレミアムなチーズラーメンも提供中で、チーズ好きにはたまらない1品となっている。トロリとチーズをかける様子を動画に撮ったり、SNSに投稿する人も多いという。

  • 太陽のチーズラーメン with 魅惑のラクレット(1,070円)

家庭で手軽に味わえる日清食品チルド「冷たいトマトのラーメン」

一方、家庭で楽しめるトマトラーメンとして知る人ぞ知る人気商品なのが、日清食品チルドが2009年4月から春夏(3~8月)の期間限定で販売している「冷たいトマトのラーメン」だ(※今季は東北、関東、中部、近畿地区での販売)。売れ行きが前年と比べ160%と好調で、毎年販売シーズンを今か今かと待っているファンもいるという。

  • 日清食品チルド「冷たいトマトのラーメン」(350円/2食入り)

茹でた麺を氷水でよく冷やし、冷たいトマトスープとともにいただくこちらの商品。南欧産トマトのスッキリとした酸味、のどごしのよい細麺は軽い食べ応えで、ラーメンなのにまるでサラダを食べているような感覚。バジルの香りも食欲をそそる。

「春夏向け商品を開発する際、女性に人気が高く爽やかなトマトをベースにしたスープを考えました。注目の栄養素リコピンがトマト2個分も取れるという点も好評で年々販売数が拡大しており、“「冷たいトマトのラーメン」がないと夏が乗り切れない”という方もいるほど。今では弊社商品の中でも特に好評の声が多い人気商品となりました」(日清食品チルドマーケティング部 平島寛之さん)とのことだ。

おすすめのトッピングは「トマトやベビーリーフのほか、海老やアボカド、粉チーズなど好みのものでOK」(平島さん)とのことだが、Instagramではゆで卵やソテーしたナス、チキンなどを豪華に盛り付けた写真が目立つ。夏の食欲が落ちやすい時期に、これだけの食材と一緒においしく食べられるのはうれしいポイントだ。

北海道名産トマトを使ったお取り寄せトマトラーメン

最後に、北海道のご当地ラーメンとして知られる「シシリアンルージュのトマトラーメン」を紹介する。

  • 北海道のご当地ラーメン、望月製麺所「シシリアンルージュのトマトラーメン」(515円/2食入り、写真左)と調理例

  • 望月製麺所「シシリアンルージュのトマトラーメン」調理例

シシリアンルージュといえば、イタリア料理に使われる旨味の濃いトマトの品種。北海道の特産品でもある当麻町産の有機シシリアンルージュをたっぷり使用し、トマトの旨味がガツンと味わえるスープに仕上げている。北海道産小麦を100%使用した麺はツルツルとした舌触りとほどよいコシがクセになるおいしさで、食べ応えもある。温かいラーメンとしてはもちろん、これからの暑い時期には冷水で作る冷たいラーメンとしても食べられるのがうれしい。

「シシリアンルージュに出合ったとき、ラーメンスープを作れないかと直感的に考えたのがきっかけでした。試作を始めたものの、どうしてもミネストローネに近づいてしまう点で苦労しました。レシピの改良を重ねて酸味が強すぎずしっかりラーメンのスープに仕上げることができ、トマトも味わえて爽やかだと好評です。道内のスーパー等で購入が可能ですが、ネットや電話で取り寄せてくださる方が増えています」と同社会長の泉田覚さん。

トッピングには「トマトやレタス、水菜など生野菜のほか、素揚げしたナス、パプリカ、ピーマンなども相性がいいのでおすすめ」(泉田さん)。麺の後はご飯を入れてリゾット風に味わうこともできる。Instagramでも「トマトラーメンが私的にヒット!」「あまりにスープが絶品で、飲み干してしまった」などの声が上がっており、ヘルシーなスープだけに味わい尽くしたくなる人が続出している様子だ。

夏の暑さが厳しい時期、体調を整えるためにもきちんと食事を摂ることが大事。おいしいだけでなく体にもいいトマトラーメンは、夏にはぴったりのメニューだ。元気が出る赤いトマトをたっぷり食べて、夏を乗り切ろう。

※価格は特記がない限り税別