"igarette smoking maybe hazardous to your health.(タバコを吸うことはあなたの健康に害を及ぼす可能性があります)"といった注意書きがタバコのパッケージにアメリカ国内で最初に現れたのが1964年前後。それ以来、健康と喫煙の因果関係は、周知の通り、世界中で肺がんを筆頭に「これでもか…!」というぐらいありとあらゆることが取りざたされ、今やタバコは体に害を及ぼす「悪の根源」の代名詞と化しています。

その結果、タバコを取り巻く環境も今では大分様変わり。禁煙を掲げる公共の場、乗り物、レストランなども増え、喫煙者数も以前に比べれば減少傾向にはあるようです。

しかし「タバコが吸いにくくなったという理由だけではまだまだ…やめられないね」と強がる愛煙家の皆さん、「肺がんや他の疾患の可能性があるって怖いよ、でもね…」とぼやく愛煙家の皆さん、今回はそんな皆さんへ「15 Ways Smoking Ruins Your Looks - smoking - Health.com」より、タバコを吸い続けると外見に現れる15の害をお教えしようと思います。

1. Bags under your eyes(目の下のくま)

喫煙者はタバコを吸わない人に比べ4倍も睡眠不足。睡眠中のニコチン不足からくる過剰な寝返りがその原因とされている。

2. Psoriasis(乾癬)

これは乾燥からくる皮膚障害の一つ(記事の写真を参照)。一日一箱ペースで10年ぐらい吸い続けると20%、11~20年になると60%、こういった炎症が起きる確率が吸わない人より高くなり、恐ろしいことに副煙によっても同じことが見られる。

3. Icky teeth(汚い歯)

欧米では白い歯は無くてはならないもの。タバコのヤニが沈着した歯は好まれない。さらに記事ではその沈着を取るために500~1,000ドルの余計な出費にもつながると記している。

4. Premature aging and wrinkles(若くして出るしわ)

喫煙は老化の促進に繋がるようで、平均して喫煙者の方が1.4歳ほど老けて見える。

5. Yellow fingers(黄色く変色した指)

タバコに含まれるニコチンは歯だけでなく指も黄色く茶褐色に変える。

6. Thinner hair(薄い髪)

タバコに含まれる有害な物質は毛孔にも害を及ぼす。結果薄毛に繋がる。

7. Scarring(傷、瘢痕化)

ニコチンは血管を細め、酸素の供給も劣化させるので、結果傷の直りが遅くなり、傷跡も残りやすい。

8. Tooth loss(歯の抜け)

喫煙は口腔がんや歯周病の原因にもなり、歯を失う率が高まる。

9. Natural glow is gone(自然の輝きが減少)

こちらもニコチンが顔に送られるべき血流と酸素供給を減らすため、顔のやつれた印象を作り出す。

10. Wound healing(傷の直り)

これは7. Scarringとも共通していることで、手術などの直りも喫煙者の方が遅く、特に整形手術のように外見に施されたものでは顕著。

11. Warts(いぼ)

これに関しては原因究明はまだだが喫煙者の方がいぼが出来やすく、陰部疣贅、生殖器疣もタバコを吸わない人より多く見られる。

12. Skin cancer(皮膚がん)

タバコは肺がんを始め多くのがんの原因とされているが、皮膚がんもそのひとつ。

13. Stretch marks(妊娠線、ストレッチ・マーク)

ニコチンは皮膚の収縮機能も衰えさせ、結果産後、妊娠線が残りやすい。

14. Flabby tummy(たるんだ腹)

喫煙者の方が食事の摂取量が少ない傾向にあるにも関わらず、内蔵脂肪はタバコを吸わない人よりたまりやすい傾向にある。

15. Cataracts(白内障)

これもやはりニコチンによる目への血液供給が減ることで、白内障にかかりやすくなる。

とま~、こんな感じ。肺がんなど内臓疾患も十分怖いものの、わたしたち人間はどうもその症状が目に見えないと即行動とはいかない生き物。日頃「タバコはいずれはやめなくてはいけないことは分かってるんだけど…」と思っていらっしゃるあなた、これだけ外的にも障害を及ぼすタバコ、是非今回の記事を機に禁煙を考えてみてはいかがでしょう…。

今回の記事は写真も見られます。「15 Ways Smoking Ruins Your Looks - smoking - Health.com」で記事と写真を見てください。

英語ワンポイント:

目の下のくまのことはここでは、

bags under your eyes

と記していますが、bagsの代わりに、

shadow(s)

dark circle(s)

とも言えます。両目の下にと言うときは複数を表す"s"は忘れずに。

ではまた次回。