「たぬきむすび」をご存じだろうか? 天かすやネギ、醤油を混ぜ込んだ、静岡県で長年愛されている"ご当地おにぎり"だ。

今回は、『日本ご当地おにぎり大全』(タツミムック)から、静岡のソウルフード「たぬきむすび」の元祖「天神屋」を紹介する。

【静岡】天神屋

  • ※同書より抜粋

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まかないから誕生した静岡のソウルフード「元祖たぬきむすび」

静岡で「たぬきむすび」といえば、『天神屋』の味だ。香ばしくてあとを引く、店の看板おむすびだ。

その始まりは創業当時のまかない飯。調理で出た天かすをネギ、醤油と共にご飯へ混ぜたところ評判となり、『元祖たぬきむすび』として売り出された。具を包むおむすびとは違い、ご飯の一粒一粒にコクと香りがなじんでいる。冷めても味がぼやけにくく、弁当にも小腹満たしにもよく似合い、出かける途中や仕事の合間に手を伸ばしたくなる味なのだ。 天かすを使ったおにぎりが全国で注目されるよりずっと前から、天神屋はこの組み合わせを磨いてきた。静岡県民にとっては新奇な流行ではなく、昔からそばにある味。まかないの知恵から育ったソウルフードである。

わさび漬けでも有名な静岡の老舗・田丸屋本店とのコラボで登場した『田丸屋のわさびめし』、静岡ならではの具材を使った『しらすむすび』のほか、餃子が飛び出す『ギョーザむすび』など、多彩なラインナップ。

  • 『田丸屋のわさびめし』

    『田丸屋のわさびめし』

  • 『しらすむすび』

    『しらすむすび』

  • 『ギョーザむすび』

    『ギョーザむすび』

手むすびに静岡おでん選ぶのも楽しい!

昔ながらの外観が印象的な三角屋根の路面店から、サービスエリアや商業施設など、静岡県内に30店舗以上を展開。

  • ※同書より抜粋

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おむすびや弁当、惣菜のほか、黒いだしに串ものが並ぶ静岡おでんも天神屋の看板だ。

  • ※同書より抜粋

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店舗によっては、毎日店内で丁寧にむすび上げた「手むすび」が味わえる。

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【History】三角屋根のお弁当屋さん

1954(昭和29)年、雛人形店だった建物で創業。旧店舗の三角屋根は、後の店にもつながる印象的な意匠。焼津、清水、浜松へと店を広げた。

  • ※同書より抜粋

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毘沙門天大祭での販売風景。大きな鍋を囲み、串を選ぶ人で賑わった。祭りの熱気が伝わる。

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ガラスケースに商品が整然と並ぶ旧店舗。親子で品定めする姿に、当時の日常が垣間見える。

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ご当地の味をいつでも楽しめる

ご飯に混ぜて握るだけで店の味を再現できる、『元祖たぬきむすびの素』も登場。天神屋店舗を中心に、一部スーパーでも販売されている人気のお土産。

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サッカー観戦のお供にも!

静岡遠征では必ずといっていいほどどこかで立ち寄る店。ホーム戦開催時のみの限定営業で、『IAI スタジアム日本平』にも出店あり!

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※本記事で紹介している内容は、書籍出版時点(2026年10月)の情報です。現在は商品内容や販売状況、店舗情報などが変更されている場合がございます。

『日本ご当地おにぎり大全』(タツミムック)

¥1,870円
著者・大塚正樹
これまで日本全国3000種類以上を実食してきた日本一のおにぎりマニア・研究家。『マツコの知らない世界』をはじめ、メディア出演も多数。なお、本書の掲載記事は、「note創作大賞2025」フード部門入選作品が元になっています。
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