パフォーマンスユニット・ENJINの草地稜之が、31日21時からFODで配信される『世にも奇妙な物語 FODの特別編』の第5編「メモリア―母の記憶―」で主演を務める。記憶の売買が合法化された世界を舞台に、母親の命を救うため、20年間の思い出を売る青年の物語が描かれる。
母の命を救うため、20年間の記憶を手放す青年
『世にも奇妙な物語』は、1990年4月にレギュラードラマとしてスタートした人気オムニバスドラマ。FODでは今年6月から、完全新作のオリジナルエピソードを毎月最終土曜21時に1編ずつ配信し、2027年5月末までに全12編を届ける。
第5編となる「メモリアー母の記憶ー」は、記憶の売買が合法化されて6年が経過した世界が舞台。草地が演じるのは、突然のリストラで職を失い、再就職も決まらず生活に行き詰まった27歳の青年・山田健太だ。
ある日、健太は「記憶買取・即日現金化/不要な思い出を売りませんか?」と宣伝する記憶買取会社「MEMORIA」の存在を知る。この会社では、人間の体験を記憶として抽出・商品化し、他人の人生に移植することができる。健太は、運動会の短距離走で1位を取ったことや卒業式などの思い出を、次々とお金に換えていく。
そんな中、母・和子が心臓病で倒れ、高額な手術費用が必要になる。売却した記憶は自分の中から完全に消えてしまうと知りながらも、健太は母の命を救うため、共に過ごした20年間のかけがえのない思い出をすべて手放す決断をする。
手術は無事に成功するが、母を目の前にした健太の心には、何が残っているのか。記憶を売る人と買う人、それぞれの人生が交錯する奇妙な物語が展開される。
『世にも奇妙な物語』草創期の小椋久雄氏が脚本に初挑戦
本作の脚本・演出を手がけるのは、1990年の『世にも奇妙な物語』放送開始当初から演出を担当してきた小椋久雄氏。番組の原点を築いた監督の一人であり、今回初めて同シリーズの脚本を担当する。
小椋氏は「筋肉や骨と同じように、性格も知性も、その人をかたちづくっているのは記憶だと思います。もし、その記憶を売り買いできるとしたら――。今回はそんな『記憶売買』をテーマに脚本を書きました」と、着想を説明する。
実は、小椋氏が『世にも奇妙な物語』で記憶をテーマに扱うのは今回が3度目。プロデューサーとして携わった「思い出を売る男」、仮想記憶をテーマに監督した「結婚シミュレーター」に続く作品となる。
「記憶を売る人と買う人、2つの物語がトリッキーな構成で交差します」と見どころを紹介し、「過去2作からさらに進化した『記憶の物語』を、ぜひ最後まで見届けてください」と呼びかけた。
草地稜之「20年後、自分が迷い込むことになるとは」
主演の草地は、パフォーマンスユニット・ENJINのメンバーとして活動する一方、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンや舞台『ブルーロック』などにも出演。本作では、過酷な選択を迫られる健太の繊細な心情を演じる。
役作りについて「普段、キャラクターをいかに魅力的に表現するかを常に考えているなかで、今回演じる山田健太という人物も、心の葛藤や憤りを出しすぎず、かといって隠しすぎず、その繊細な感情をうまく表現できたらと思いながら演じさせていただきました」とコメント。
さらに、「子供の頃、いつも観ていた『世にも奇妙な物語』の世界に、まさか20年後、自分が迷い込むことになるとは想像もしていませんでした。ぜひ、楽しみにしていてください!」と、憧れの作品への出演を喜んだ。
『世にも奇妙な物語 FODの特別編』では、これまで美村里江主演「明日から来た男」、IMP.主演「下請け」、葉山奨之・筒井真理子W主演「復讐」、市原隼人主演「人権逆転裁判」の4編を配信。今回の「メモリアー母の記憶ー」は、31日21時から配信される。
【編集部MEMO】
草地稜之
パフォーマンスユニット・ENJINのメンバー。アーティストとして活動する一方、俳優としてドラマや舞台にも出演。ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン、舞台『ブルーロック』などに出演し、舞台でも活動を展開している。2026年10月31日配信の『世にも奇妙な物語 FODの特別編』第5編「メモリアー母の記憶ー」では、記憶の売買が合法化された世界で母の命を救おうとする青年・山田健太役で主演を務める。
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