自閉スペクトラム症の新人弁護士・南田南(芦田愛菜)が、独自の視点とひらめきで数々の難題に挑む、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『南田南弁護士は天才肌』(毎週月曜22:00~)の第1話が19日に放送され、SNSでは、「芦田愛菜ちゃんが天才肌」といった声が多く上がっている。
南田南は東大法学部を首席で卒業し、司法試験もトップで合格した新人弁護士。輝かしい経歴を持ちながらも、自閉スペクトラム症に対する社会の偏見の壁にはばまれ、どの法律事務所にも採用されずにいた。
そんななか、ある理由から広川凪沙(平岩紙)が代表を務める業界トップクラスの「広川・ハワード法律事務所」に採用が決まった南。初出勤の朝、おむすび店を営む父・南田誠(角田晃広)に見送られてオフィスへ向かうが、到着早々、苦手なエスカレーターを前に一歩が踏み出せず、立ちすくんでしまう。
そんな南に優しく手を差し伸べたのは、パラリーガルの船井湊人(高橋文哉)。湊人の案内のもとたどり着いた上司・宮地賢吾(山口馬木也)の部屋には、半年前に入所した氷見琢磨(細田佳央太)と、司法修習のときの同期・朝日小春(久保史緒里)の姿もあり、宮地は南が自閉スペクトラム症だと知ると、けげんな表情を浮かべる。
南が弁護することになったのは、介護していた認知症の夫(斉木しげる)をアイロンで殴った妻(朝加真由美)。犯行の引き金となったのは夫の暴言だったが、頭を殴られた夫は硬膜下血腫で全治12週と診断され、妻は殺人未遂で起訴されていた。宮地は被告人のために執行猶予を取るよう指示するが、南は無罪を主張すると言い出す。
南は刑事事件ながら民法に焦点をあわせる。民法では「殺そうとした相手の財産は相続できない」とある。被告人は夫の年金で生活しているため、夫が亡くなり、相続もできないとなると、生活に困窮する。ゆえに傷害罪で執行猶予となると提案したのだ。この発想にその場の全員がハッと息を呑む。隠れた争点だったからだった。
だが裁判の最中、夫が亡くなってしまう。それに従い、殺人未遂から殺人罪として改めて起訴されてしまう。しかしここでも南の発想が役立つ。
事件の前、夫は頭痛があり、指がしびれて宅配のサインも書けなかった。これが硬膜下血腫の前兆で、妻とアイロン片手に揉める前から夫の持病だったと発言。法は疑わしきは被告人の利益の大原則があり、被害者の元々の疾病がある以上、被告人の殴打行為と、被害者の志望結果の因果関係を検察が医学的に立証できなければ、罪に問うことができないのだ。検察がそれを立証するのはほぼ不可能であるため、妻には執行猶予の判決が出るだろうと誰もが納得する弁護だった。
SNSでも絶賛の声が多く集まる
この展開にX(Twitter)では、「芦田愛菜ちゃんの、あの只者ではない芝居と空気感、愛菜ちゃんが天才肌」といったコメントのほか、「芦田愛菜が天才肌だ」の声が散見され、芦田の演技力に皆が改めて実感しているのが見て取れた。
また原作の韓国ドラマとの比較や「いいリメイクになっている」といった意見、そして「面白かったから原作ドラマも見てみようかな」などの声も見られ、リメイクとしても成功していると考えるコメントが多いこともわかった。
余談だが、筆者にも自閉スペクトラム症の身内がいるが、その筆者の目から見ても、芦田の芝居はその特徴をよく掴み、非常にリアリティがあった。
このドラマは、TVerで見逃し配信されている。
【編集部MEMO】
芦田愛菜(あしだ まな)は、2004年6月23日生まれ、兵庫県出身。3歳から芸能活動を始め、ドラマ『Mother』『マルモのおきて』などで注目を集める。その後も『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』、映画『はたらく細胞』など話題作に出演。俳優、タレント、声優など幅広く活躍する。
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