『有吉の壁』などを手がけた演出家の橋本和明氏が企画・総合演出を務めるYouTubeドラマ『劇団ブルーサイダー』が、16日に配信をスタートした。SNSを中心に人気を集めるZ世代の6人が、演劇部を舞台にした青春群像劇で本格的な演技に挑戦。さらに、2027年1月16日には東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!で初のファンミーティングを開催することも決定した。
出演するのは、中村圭佑、小田惟真(THE SUPER FRUIT)、すず(すずしょうと)、榎田一王、西廣竜史、清家碧羽の6人。さらに、植田圭輔が特別出演する。
演劇部の再生を描く青春群像劇
物語の舞台は、とある高校の演劇部。顧問の篠原崇史先生(植田圭輔)が亡くなったことで、部は活動を停止してしまう。
それから2年後、高校最後の文化祭が迫る夏の日。舞台に立つことを諦められなかった唯一の部員・一ノ瀬陽斗(中村)は、亡き先生が残した未完成の脚本をきっかけに、演劇部の再始動を決意する。
元軽音部の橘蓮(小田)、SNSでバズを目指す守屋巧(すず)、けがを負った陸上部員の柊颯太(榎田)、芸能界を目指す鳴子海斗(西廣)、演劇部の幽霊部員・瀬戸悠真(清家)が集結。しかし、個性も目標も異なる6人は衝突やすれ違いを繰り返す。
それでも稽古を重ねる中で、それぞれが胸に秘めた思いが明らかになり、仲間との絆が生まれていく。そして、未完成だった脚本の結末を自分たちで書き上げ、文化祭の舞台に挑む。
小田惟真「個人的にお気に入りの役」 すずは本格的な演技に初挑戦
中村は、今回が初めての横型ドラマ撮影だったといい、「緊張や不安もありましたが、それ以上にとても楽しみでワクワクしていました」と振り返る。演じた陽斗については「真面目だけどどこか少し抜けていて、内省的な部分があるキャラクター」と紹介し、仲間に支えられながら新たな一歩を踏み出す姿に注目してほしいと語った。
THE SUPER FRUITの小田は「今まで色んな作品に出させてもらっているのですが、個人的にお気に入りの役が今回の橘蓮です!」とコメント。喜怒哀楽の振れ幅が大きく、不器用ながら仲間思いの役柄で、撮影中には共演者から「橘抜けてないよ?」と言われたこともあったという。「ちゃんと役に入り込めていたと気づくことができ、それと同時に、改めて演じることに対して楽しいという感情が出てきて、すごく嬉しかったです!」と喜びを明かしている。
また、YouTuberグループ・すずしょうとのすずは、本作で本格的な演技に初挑戦。「初めての演技に挑戦して分からないことだらけで失敗もたくさんありました」と苦労を振り返りながらも、「ブルーサイダーのみんなと演技をして学ぶことがたくさんありました」と充実感をにじませた。
亡き顧問役で特別出演する植田は「若い皆さんが作品に向き合い、挑戦していく姿を応援したいという気持ちで撮影に臨みました」といい、「演劇を通して悩み、ぶつかり合いながらも成長していく彼らの姿は、とても眩しく、素敵だなと感じています」と語っている。
2027年1月には6人が舞台で演技披露
本作は、ドラマの配信だけにとどまらず、出演者自身が俳優として成長していく姿を継続的に届けるプロジェクト。全3話のドラマに続き、2027年1月16日には『劇団ブルーサイダー 第1回ファンミーティング~俳優への道 冬合宿編~』を開催する。
イベントでは、6人が生で演技を披露するオリジナルのショートプレイをはじめ、ドラマの振り返りトークや撮影の裏話、俳優として成長するためのさまざまな試練に挑戦するコーナーを実施。終演後にはメンバーによるお見送り会も予定されている。
公演は13時、15時30分、18時の3回で、チケットは全席指定6,500円。オフィシャル最速先行は16日18時から25日23時59分まで受け付ける。
企画・総合演出の橋本氏は、今回のプロジェクトについて「SNSで活躍する若い才能の、新しい可能性を引き出したい」という思いから生まれたと説明。
「SNSから次々と新しいスターが生まれる時代。彼らには、まだ私たちが知らない魅力や才能がたくさん眠っていると思います」と語り、「そんな可能性を、ドラマや舞台という新しい表現の場で広げていきたいと考えました」と狙いを明かす。
さらに、「今回の作品は、6人の高校生が『演劇』を通じて成長していく青春物語です。そして、演じる6人自身もまた、俳優として新しい挑戦を始めています」とした上で、「物語の中の成長と、現実の彼らの成長が重なっていく。この作品から未来のスターが生まれることを、心から楽しみにしています」と期待を寄せた。
脚本はヨーロッパ企画の橋本尚和氏、監督は水口智就氏が担当。ドラマは公式YouTubeチャンネルで毎週金曜に配信される。
【編集部MEMO】
橋本和明氏は東京大学大学院修了後、2003年に日本テレビ入社。『有吉ゼミ』『有吉の壁』『マツコ会議』などの企画・演出や、『24時間テレビ』の総合演出を担当。2022年末に同局を退社し、配信分野ではPrime Video『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』、Netflix『名アシスト有吉』、ABEMA『愛のハイエナ』などを手がける。日テレ退社後、現在はQREATIONの取締役を務め、SNSを起点としたコンテンツの企画・制作にも取り組んでいる。















