俳優の松下奈緒が14日、都内で行われた10月22日スタートのテレビ朝日系ドラマ『アナログナース ~デジタルってなんなんだよ!?~』(毎週木曜21:00~21:54)の制作発表記者会見に、共演の津田健次郎、原菜乃華、井上祐貴、平祐奈、冨永愛、高橋英樹とともに出席した。

  • 松下奈緒

    松下奈緒

『ドクターX』『ザ・トラベルナース』の世界線が交差する3部作の集大成となる同作は、「便利さは人を退化させる」を信条にスマホも待たず、報酬も現金払いのみというフリーランス看護師・那須田灯(松下)が、デジタル改革が推し進められる医療現場で五感を駆使し、アナログの力でデジタル時代の盲点を暴いていく医療ドラマとなっている。

『ドクターX~外科医・大門未知子~』(2021)シーズン7に登場以来、約5年ぶりに那須田灯を演じる松下は、「すでに3話くらい撮っているんですけど毎日刺激的で、かつ5年前に演じさせていただいた那須田灯をこのような形で連続ドラマで、そしてまたこの役で再会できる喜びを、毎日噛み締めながら撮影しています」と挨拶し、「デジタルの時代に真逆を行くアナログナース・那須田灯が、どんな風に病院を変えて、そして世の中に物申していくのか、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います」とアピール。この日、着用していたナース服は5年前に着ていたものだそうで「入ってよかったです(笑)」とちゃめっ気たっぷりに笑った。

また、自身の役と共感できるところを聞かれた松下は「共感できるところはない」とコメントして会場の笑いを誘いつつ、「共感というか、灯みたいに生きられたらいいな、羨ましいなって思います。人間って生きていく中で人の顔色をうかがってしまったり、それによって自分の意見を変えてしまったりとか、いろいろ悩んだりするけれど、灯はそれが皆無なので、自分のスキルと感情を信じて生きている人なので、自分に一番正直だと思うけれど、人にも正直。そういうところが共感というよりも、そうなりたいなっていつも思いながら演じていますね」と吐露した。

そして、記者から「自身をアナログだと感じる瞬間」を問われると、松下は「私は完全にアナログですね」と即答し、「高橋(英樹)さんと同じで現金で払えるお店のほうが安心します。電車に乗るとか、自販機で買うとか、(タッチ決済が)一切反応してくれないんですよ。タッチ決済をやってみても買えたことがないんです。デジタルに嫌われているんでしょうね」と嘆き、「憧れはすごくあるんですけど、そういうのを経験してしまうと“もういいや…。(自販機に)160円入れよ”ってなっちゃうので、そういう気持ちになった方には(同作を)見ていただきたいですね(笑)」とおすすめした。

なお、同会見では松下が劇中曲「那須田灯のテーマ」をピアノで生演奏する一幕もあり、近くで聴いた津田は「鳥肌立ちますね。灯ともまた全然違うかっこよさがありました」と目を輝かせ、高橋も「最高ですね。いい時間をありがとうございました」と感嘆の声を上げたが、松下は「ナース服でピアノを弾いたことがないです(笑)。生まれて初めてナース服で(笑)。この異質な感じがまさに那須田灯らしいかなと思います」と笑顔で語った。