鳥居功太郎が主演を務めるFOD SHORTの縦型ショートドラマ『田中・イン・ワンダーランド』が、9日独占配信を開始した。板尾創路、GYUTAEらが出演し、元TBSアナウンサーの林みなほが映像作品を初プロデュースする。

  • (左から)『田中・イン・ワンダーランド』、林みなほ

    (左から)『田中・イン・ワンダーランド』、林みなほ

同作は、誰かのために生きてきたひとりの男が、ドラァグクイーンの世界を通して自分自身と向き合い、本当の自分を見いだしていく物語。

芸能マネージャーとして働く主人公・田中湊人(鳥居)は、婚約者で人気女優の本郷凛(横田美紀)を支えながら、いつも他人に拍手を送って生きてきた。そんなある夜、伝説のドラァグクイーン・ヴェロニカの舞台に心を奪われ、ひょんなことから赤いヒールを履いて光の中へ。華やかで苛烈な“不思議の国”へと足を踏み入れ、仲間と競い、傷つき、磨き合う中で、自分でも知らなかった自分に出会っていく。

板尾創路が伝説のドラァグクイーンに

湊人の才能を見いだし、厳しい試練を与える伝説のドラァグクイーン、ヴェロニカ・ババガヌーシュを演じるのは板尾。

板尾は「普段は覗く事のできないドラァグの不思議な世界を堪能できるドラマです」と紹介し、「自分らしさとは? 自分らしく生きるとは何か? 考えさせられながらの撮影でした。スマホ縦型没入感マックスでワンダーランドな世界をお楽しみください!」と呼びかける。

一方、クラブの看板クイーンとして君臨し、湊人とトップの座を競うドルマ・プッタネスカ役を演じるGYUTAEは、今作が演技初挑戦。

普段からドラァグメイクをするというGYUTAEは「その姿で演技となると緊張や難しさもあり、周りの出演者の皆さんに色々と手解きを頂きながら、新しい自分に出会えた大切な経験になりました」と振り返り、「作品を通して、皆さんの心に少しでも何かを届けられたら嬉しいです」とコメントした。

主演の鳥居は「この座組で主役を演じられた事、とても光栄でした」としながら、「ただ、自分に直面することが恐ろしく、私は未だ作品を観られておりません。誰か代わりに観てくれないかと言う、受験の合否を確認する学生のような気持ちです」と心境を明かしている。

「ショートドラマの枠に収まらない熱量を」

監督を務めるのは、SNS総フォロワー数550万人超、累計再生回数30億回超(9月30日時点)を記録する「こねこフィルム」での活動でも知られる三野龍一。

三野監督は今作について、「誰かの期待に応えるために生きるのではなく、自分が自分であることを、自分自身が認めてあげる」物語だと説明。「好きな自分も、嫌いな自分も、全部ひっくるめて愛していく。この物語が、観てくださった方にとって“自分をもっと大切にしていい”と思えるきっかけになれば嬉しいです」と語る。

そして、三野監督とタッグを組み、プロデューサーを務めるのが元TBSアナウンサーの林みなほ。事業経営や人のプロデュースを手がけてきた林にとって、今作が映像作品の初プロデュースとなる。

企画段階からキャスティング、制作体制の構築に携わり、撮影現場でも各セクションとの連携や進行を担当したという林は「誰かのために生きてきた湊人が、ドラァグを通して、まだ知らなかった自分と出会っていく。その自己解放の物語を、衣装、メイク、美術、音楽、振付のすべてで表現しました」と説明。

「華やかさの奥にある痛みも、可笑しさも、愛おしさも。ショートドラマの枠に収まらない熱量を、湊人の変化とともに楽しんでいただけたらうれしいです」とメッセージを寄せた。

『田中・イン・ワンダーランド』は全60話。1話約1分の縦型ショートドラマとして展開される。

【編集部MEMO】
林みなほは、1990年1月10日生まれ、東京都出身。日本女子大学卒業後、2012年にTBSテレビへ入社し、『ひるおび!』『はやドキ!』『報道LIVE あさチャン!サタデー』などを担当。2019年に退社し、フリーアナウンサーとして活動を開始した。2021年に株式会社Quality Of Beautyを設立し、美容サロン経営やプロデュース業など活動の幅を拡大。2024年にはsai&co.を設立。『田中・イン・ワンダーランド』で映像作品のプロデュースに初挑戦した。

(C)フジテレビ