いすゞ自動車が開催した体験型の防災イベント「めざせ! 防災ヒーロー 防災体験ひろば」に参加してきた。会場には地震の揺れを疑似的に体験できる起震車や人命救助で活躍するレスキュー車のほか、なかなか目にすることができないレアな「はたらくクルマ」も登場! 当日の模様をレポートする。
展示中心から体験型の防災イベントにリニューアル
いすゞはこれまでもイベントを開催し、防災に対する啓蒙活動を行ってきた。昨年まではいすゞプラザ屋外駐車場での消防車展示を中心とした親子消防イベントを開催していたが、今年は駐車場の閉鎖に伴い、従来と同じような展示が不可能に。そこで、新たに体験型の防災イベントとして企画したのが、「めざせ! 防災ヒーロー 防災体験ひろば」だ。
イベントには、いすゞが藤沢市にベース車両を寄贈した起震車を使った地震体験や消防車の展示、AED体験、防災学習など、親子で楽しめるさまざまな体験型コンテンツを用意。いすゞによれば、「これらの体験を通じて、子どもから大人まで、全世代の防災意識の向上を図るのが狙い」だという。
体験型コンテンツを一挙紹介!
当日は悪天候のため、ブロアー車を使った「強風体験」が中止に。それでも、受付開始時間になると、いすゞプラザには参加者たちが続々と来館し、ホール内に用意されたコンテンツを体験していた。
大地震を疑似体験できる貴重な起震車が登場
プラザ横の駐車場および周辺では、イベントのメインとなる「地震体験」と「消防車展示」を開催。「地震体験」に使う起震車は、いすゞ 藤沢工場が藤沢市に寄贈した「エルフ」をベースに架装を施した車両だ。藤沢市の担当者によれば、実現こそしなかったものの、当初は「オールメイドイン藤沢」をコンセプトに制作がスタートしたそうだ。
起震車は、新潟県中越地震や兵庫県南部地震など、最大震度7を記録した過去の大地震から、南海トラフ地震のような今後の発生が想定される地震まで、震度5から7まで16パターンの揺れを再現できる。また、震度6までとはなるがVRを使った体験も可能だ。もともとは事前予約者限定のコンテンツだったが、当日の受け付けも行われたことから、この日は多くの参加者が大地震を体験していた。
「消防車展示」では救助工作車に加えて、本来であれば強風体験で使用されるはずだったブロアー車も展示された。
救助工作車とは、一般的に「レスキュー車」と呼ばれるクルマのこと。展示車両は10トンまで牽引できるウインチ、2.93トンまで吊り上げられるクレーンを備え、夜間や暗い場所での作業時に現場を照らす照明など、人命救助を行う現場で使用される装備を搭載していた。
ブロアー車は車体後部に備える大きな扇風機が特徴。大きなトンネルや倉庫などで火災が発生すると、空気が流れないことから煙が充満しやすい。そんな時に扇風機を使って風を送り、充満する煙を逃すのがブロアー車の役割となる。ちなみに、車体中央のシャッターの中にも小さな扇風機を備えているそうだ。
救助工作車と比べれば目にする機会は少ないが、この日は運転席に乗り込んで記念撮影も可能とあって、多くの参加者が列をなしていた。
起震車や展示された消防車のベース車両は、いずれもいすゞのトラックだった。参加者たちにとっては、いすゞのトラックが暮らしの安全のために活躍していることを知るいい機会となったに違いない。


































