第一三共ヘルスケアは、敏感肌を自認する人とそうでない人を対象に、角層の炎症状態や水分量、バリア機能、肌色特性、角層中の遊離アミノ酸量などを比較する研究を実施した。
研究では、20~50代の敏感肌を自認する女性33人と、自認しない女性79人を対象に調査を行った。その結果、敏感肌を自認する人は、自認しない人と比べて角層の炎症指標が高く、角層中の総遊離アミノ酸量が少ないことが確認された。
また、敏感肌を自認する人では、肌の明るさや透明感が低い傾向にある一方、赤みや黄みが強い傾向もみられたという。
さらに同社は、敏感肌を自認する人を角層水分量やバリア機能などのデータに基づいて分類。その結果、角層水分量やバリア機能が比較的保たれていても、炎症指標が高く、アミノ酸量が少ないタイプが存在することを確認した。
このことから、一般的な肌測定では大きな異常がみられない場合でも、角層内部では炎症に関連する変化が生じている敏感肌が存在する可能性が示されたとしている。
また、肌色特性に基づいて敏感肌を分類したところ、「赤みが強いタイプ」だけでなく、「黄みが強いタイプ」も存在することが明らかになった。さらに、黄みが強いタイプでも炎症指標が高く、角層中の総遊離アミノ酸量が少ないことが確認された。
同社は今回の研究について、一口に敏感肌といっても肌状態は一様ではなく、多様な肌タイプが存在する可能性を示す結果だとしている。今後は炎症状態やアミノ酸量の変化と、バリア機能や肌色特性との関係について研究を進め、一人ひとりの肌状態に応じたスキンケア製品の開発につなげたい考えだ。



