第一三共ヘルスケアは、独自開発の香りを付与した化粧品を用いたスキンケアが、作業ストレス負荷時の気分状態やストレス反応に与える影響を検証した研究成果を発表した。
近年はストレス軽減に向けたセルフケアへの関心が高まる一方、スキンケアは主に肌状態の改善という観点で捉えられてきた。同社は、柑橘系とハーブ系の香りを組み合わせた独自開発の香りを採用した化粧品に着目し、日常的なスキンケアが心身に与える影響を調べた。
研究では、健康な日本人女性21人を対象に、独自開発香料を配合した化粧品を使用する群と、同じ処方から香料のみを除いた化粧品を使用する群を比較するランダム化クロスオーバー試験を実施した。参加者はローション、セラム、クリームによるスキンケアを行った後、認知作業課題に取り組み、気分状態やストレス反応を評価した。
その結果、香料を配合した化粧品を使用した群では、スキンケア後のリラックス感や晴れやかさに有意な変化が認められた。また、疲労感の低下や、やる気・集中力にも有意な変化が確認されたという。
さらに、ストレスマーカーとして用いられる唾液αアミラーゼを測定したところ、香料を配合した化粧品を使用した群では有意な変動がみられなかった一方、対照群では作業課題後に有意な増加が認められた。同社は、独自開発香料を配合した化粧品の使用がストレス反応の緩和に寄与する可能性があるとしている。
同社は今回の研究について、香りを付与した化粧品による日常的なスキンケアが心身のコンディションに与える影響について新たな知見を示すものだとしている。今後は追加検証を進めながら、セルフケアやストレスマネジメントに貢献する化粧品の開発につなげたい考えだ。



