クラシエ薬品は9月28日、「“大人の推し活”と不調に関する実態調査」の結果を発表した。本調査は8月21日〜24日、全国の30〜50代の男女501人を対象に、インターネットアンケートで行われた。

30〜50代の66.1%が推し活で「体力の壁」を実感

推し活の準備・移動・イベント当日・翌日において、年齢による「体力の壁」を感じたことがあるか尋ねたところ、66.1%が「感じたことがある」と回答した。癒しや元気をもらうための推し活でも、体力面で悩みを抱えている人が多いことがうかがえる。

  • 推し活の準備・移動・イベント当日・翌日において、年齢による「体力の壁」を感じたことがあるか

    推し活の準備・移動・イベント当日・翌日において、年齢による「体力の壁」を感じたことがあるか

推し活中や前後の不調、1位は「腰痛」

推し活中やその前後に気になる不調を聞いたところ、「腰痛」が29.9%で最も多かった。「肩こり」と「睡眠不足」はそれぞれ26.7%で2位、「倦怠感・強い疲労」は26.1%で続いた。

長時間の立ち見やグッズの持ち運びなどによる運動器系の不調に加え、睡眠不足や倦怠感といった不調も感じやすい実態がうかがえる。

  • 推し活中や前後に気になる不調

    推し活中や前後に気になる不調

男女別にみると、「腰痛」や「肩こり」では大きな差がなかった。一方、「倦怠感・強い疲労」は女性が31.1%、男性が19.2%となり、女性の方が10ポイント以上高かった。「睡眠不足」「顔や足のむくみ」「目のかすみ」についても、女性の方が高い傾向がみられた。

  • 男女別 推し活中や前後に気になる不調

    男女別 推し活中や前後に気になる不調

「睡眠」と「入浴」で対処、17.0%は「特に何もしない」

不調に対して行っている対策や対処を聞いたところ、「十分な睡眠をとるようにする」が50.7%で最も多かった。次いで「湯船に浸かる」が37.1%となり、休息を中心とした対処が上位となった。

そのほか、「栄養ドリンクを飲む」が22.8%、「食事を調整する」が19.8%、「マッサージやサロンでのメンテナンス」が19.6%となった。一方、「特に何もしない」は17.0%で、不調を放置している人も一定数みられた。

  • 不調に対して行っている対策や対処

    不調に対して行っている対策や対処

推し活に向けて「スクワット」「食事の見直し」の声も

推し活をしている20代〜40代の女性14人を対象としたグループインタビューでは、グッズによる荷物の負担や季節に合わせた体調管理についての声が寄せられた。

40歳女性からは、ライブなどのイベントよりもグッズを買いに行くことが多く、購入後に荷物が増えることで肩や腰が凝ったり、体が重くなったりするという声があった。また、冬は風邪、夏は熱中症や睡眠不足に気を付けているという声もみられた。

推し活に向けた準備については、隙間時間にスクワットをしたり、顔のむくみを減らすために食事内容を見直したりする人もいた。イベント終了後に全身浴で凝りをほぐすという声もあった。

不調のピークは「翌日以降」、イベント中の負荷が後から表れる

推し活の準備・移動・イベント当日・翌日の中で、最も不調を感じやすいタイミングを聞いたところ、「翌日以降」が59.7%で最も多かった。「イベント当日」は19.6%で、「翌日以降」を大きく下回った。

  • 推し活の準備・移動・イベント当日・翌日の中で、最も不調を感じやすいタイミング

    推し活の準備・移動・イベント当日・翌日の中で、最も不調を感じやすいタイミング

一方、推し活中に不調を感じる場面では、「会場の人混み」が37.3%で最も多く、「長時間の立ち見」が35.9%で続いた。「自宅に到着した後」も35.1%となり、3位に入った。

  • 推し活中に不調を感じる場面

    推し活中に不調を感じる場面

イベント中に負荷がかかっている一方で、それを不調として自覚するのは帰宅後から翌日以降という時間差が生じていることから、クラシエ薬品はこれを「時差不調」としている。

イベント当日は気分の高揚によって症状を実感しづらい可能性があるとしており、体調のケアを意識することで「時差不調」の軽減につながるとしている。

漢方では日頃からの体力づくりをアドバイス

クラシエ薬品の学術担当によると、推し活を元気に楽しむためには、日頃からの体力づくりが大切だという。

漢方では、身体のエネルギーである「気」は、食事から摂った栄養をもとにつくられると考えられている。そのため、白米や玄米などの穀類、さつまいもやじゃがいもなどの芋類を積極的に取り入れ、よく噛んで食べることを心がけるとしている。

また、むくみは体内の水分代謝が低下することで起こると考えられている。脂っこいものや甘いものの摂り過ぎを控え、とうもろこしや小豆など、水分代謝をサポートするとされる食材を取り入れることもすすめている。