転校する友人のために開かれた「お別れ会」。ところが、主役の友人が大きな段ボールを引きずって教室に現れると、予想外の行動に――。20日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』(毎週日曜10:00~11:55)で紹介された、33年前の高校時代のエピソードに、安住紳一郎アナウンサーも「これは忘れられないね」と笑った。

  • 安住紳一郎アナウンサー

    安住紳一郎アナウンサー

「1冊100円でどうでしょう? 皆さん買って」

この日のメッセージテーマは「愉快な友達の話」。投稿者は、33年前の高校時代に転校した友人“あっこちゃん”との思い出を寄せた。

仲良しだった彼女の転校は突然決まり、ムードメーカーだったこともあってクラスメイトたちは大きなショックを受けた。そこで、「あっこちゃんのお別れ会をやろう」と、ほとんどのクラスメイトが集まり、教室で急きょお別れ会を開催することになった。

しかし、肝心の“あっこちゃん”がなかなか姿を見せない。「引っ越しの準備が忙しいのかな」「もうお別れする暇もないのかな」と不安が広がり始めた頃、大きな段ボールをズルズルと引きずりながら“あっこちゃん”が登場した。

クラスメイトが喜ぶ中、“あっこちゃん”は段ボールに入っていた漫画本を前に、「引っ越しに伴い処分予定の漫画本がこれだけあります。1冊100円でどうでしょう? 皆さん買って」とまさかの“販売”を開始。

クラスメイトはあ然としたものの、「これもお別れの儀式か」と一人、また一人と漫画を購入していったという。

「皆さんのおかげで私の漫画本が3,300円になりました」

さらに“あっこちゃん”は、「3冊ならもっと安くするよ」「それだけでいいの? この漫画もつけちゃうけど」と巧みなセールストークを展開。気づけば、クラスメイトたちはそれぞれ漫画本を抱え、ポカンとしていた。

すると“あっこちゃん”は、「皆さんのおかげで私の漫画本が3,300円になりました。本当にありがとう。じゃあ私は引っ越しの準備がありますので、またいつかお会いしましょう」と告げ、寂しそうな表情を一切見せず、空になった段ボールを残して風のように去っていったという。

ところが、その後も投稿者とは文通や電話で交流が続き、33年が経った現在も友情は継続。転校先も県内だったため、その後の文化祭などにも彼女は必ず現れ、周囲からも「えっ? あっこちゃん、また来たの?」と呆れられていたそうだ。

安住アナは「面白い! これは忘れられないね」と笑い、「みんなのお別れの気持ちと裏腹に……『漫画本いかがでしょう。1冊100円で結構です』っていうね。売るのかっていうね。面白いですね」と楽しそうに振り返っていた。

【編集部MEMO】
『安住紳一郎の日曜天国』は、安住紳一郎アナがパーソナリティを務めるTBSラジオの生番組。2005年4月にスタートし、現在は中澤有美子アナがアシスタントを担当している。次回の10月4日放送回のメッセージテーマは「一度はやってみたいこと」で、小堺一機がゲスト出演する予定。