医療法人社団鉄結会は、「気圧変化と肌トラブルの関係」に関する実態調査の結果を公表した。調査対象は、過去1年以内に肌荒れや蕁麻疹などの肌トラブルを経験したことがある全国の20~60代男女300人。
調査によると、「天気が崩れる前に肌の調子が悪くなった経験がある」と回答した人は68.7%に上った。約7割が、台風接近時や低気圧の通過時などに肌関連の不調を経験していることが分かった。
気圧の変化時に経験した肌トラブルで最も多かったのは、「かゆみ・蕁麻疹」の42.3%。次いで「肌荒れ・乾燥」が28.7%となった。調査では、気圧の変化による自律神経の乱れが症状の一因になる可能性があるとしている。
一方で、気圧変化による肌トラブルに対し「特に対策をしていない」と回答した人は54.0%と過半数を占めた。また、皮膚科を受診している人は7.0%にとどまり、多くの人が症状を我慢している実態も明らかになった。
さらに、「気圧変化と肌トラブルの関係を知らなかった」と回答した人は38.7%だった。頭痛やめまいなどの気象病は知られている一方で、肌トラブルとの関連については十分に認知されていないことがうかがえる。
また、気圧変化による肌トラブルで「かなり支障があった」「やや支障があった」と回答した人は合計62.3%。仕事や外出への影響、化粧ができないといった悩みを抱える人も少なくないという。
アイシークリニックの髙桑康太医師は、「気圧変化による肌トラブルは決して気のせいではなく、医学的に説明できる現象」とコメント。気圧の急激な低下は自律神経のバランスを乱し、ヒスタミンの放出や皮膚バリア機能の低下につながる可能性があると説明した。症状を繰り返す場合や生活に支障が出ている場合は、皮膚科への相談を検討してほしいとしている。




