大正製薬は2026年9月8日、台風による気象変化と頭痛の関係を分析した結果を発表した。ヘッジホッグ・メドテックの協力のもと、2021年以降に日本へ上陸または接近した台風のうち、特に影響が大きかった2022年の台風14号(ナンマドル)を対象に、「頭痛ーる」アプリ内で痛み記録を付けているユーザーの2022年9月18日~20日の記録411,531件を分析した。

台風接近とともに頭痛記録数が増加

各都道府県における台風の進路と頭痛記録数の分布を比較した結果、台風の接近とともに頭痛記録数が増加したという。さらに、地域ごとの気象変化とあわせて分析したところ、台風の移動に合わせて頭痛記録が多くみられる地域も西日本から東日本へと移り変わる様子が確認された。

この結果から、台風に伴う気圧や湿度などの気象変化と頭痛との関連性が示唆されたとしている。

  • 2022年台風14号の進路と頭痛記録数の分布

    2022年台風14号の進路と頭痛記録数の分布

台風通過後も急激な気圧変化に注意

台風が接近すると、湿度上昇や気温低下に加えて気圧も大きく変化する。こうした変化は台風の接近時だけでなく、通過後にも続き、短期間で急激な環境変化が生じることがあるという。

実際、今回分析した台風14号では、接近時に気圧が低下しただけでなく、通過後には急激な気圧上昇も確認された。

主要都市における最接近前後12時間の変化量をみると、鹿児島市では接近時に47.8hPa低下した一方、通過後には47.6hPa上昇。松江市では8.8hPa低下した後に23.1hPa上昇し、金沢市では8.2hPa低下した後に20.4hPa上昇した。また、松江市では気温が6.3℃低下、鹿児島市では湿度が97%まで上昇、金沢市では湿度が94%まで上昇した。

気象予報士によると、台風通過直後は気圧が急激に上昇するため、気圧の上昇に弱い人の頭痛記録が増える傾向があるという。気圧の変動は台風通過後も続くことがあるとしている。

  • 台風14号の進路と頭痛記録数の推移

    台風14号の進路と頭痛記録数の推移

なお、大正製薬では、つらい頭痛への対処として解熱鎮痛薬「ナロンエースT」を紹介している。