ナックは2026年9月9日、「救急の日」を前に「2026年夏 熱中症対策振り返り調査」の結果を発表した。本調査は2026年8月、全国20〜60代の男女500人を対象にインターネット調査で実施した。

  • 2026年夏 熱中症対策振り返り調査

    2026年夏 熱中症対策振り返り調査

熱中症対策は65.6%が実施、16.8%が症状を経験

今年の夏に熱中症対策をしていた人は65.6%となった。

  • 今年の夏に熱中症対策をしていた人の割合

    今年の夏に熱中症対策をしていた人の割合

一方、熱中症または熱中症に近い症状を経験した人は16.8%にのぼり、約6人に1人が何らかの不調を経験していた。対策が広く実施されている一方で、十分な予防につながっていない現状がうかがえる。

  • 熱中症または熱中症に近い症状を経験した人の割合

    熱中症または熱中症に近い症状を経験した人の割合

熱中症または熱中症に近い症状を経験した人に対処法を聞いたところ、「水分補給のみ」が最も多かった。一方、病院受診・救急外来/搬送・入院に至った人は9.6%だった。

  • 熱中症または熱中症に近い症状への対処法

    熱中症または熱中症に近い症状への対処法

熱中症対策は「こまめな水分補給」が71.0%で最多

熱中症対策として特に意識していたことでは、「こまめな水分補給」が71.0%で最も多かった。「エアコンの適切な使用」も55.6%と半数を超え、水分補給と室温調整が基本的な対策として広く実施されていることが分かった。一方、「睡眠時間の確保」は10.2%、「栄養バランスの良い食事」は6.6%にとどまった。

  • 熱中症対策として特に意識していたこと

    熱中症対策として特に意識していたこと

水分補給を意識していた人は7割を超えた一方、「十分に水分補給できていた」と回答した人は18.6%だった。「どちらかといえばできていた」の52.4%を合わせると、水分補給を意識していても、理想通りに実践できていなかったと感じる人が多い結果となった。

  • 十分に水分補給できていたか

    十分に水分補給できていたか

水分補給を意識できていなかった場面では、「オフィス勤務中」が11.2%で最多となった。続いて「掃除・洗濯中」が8.0%、「通勤通学・移動中」が7.6%となった。屋外での勤務や運動中と比べ、室内では水分補給を意識する機会が少なく、作業や移動に集中することで後回しになりやすいことが分かった。

  • 水分補給を意識できていなかった場面

    水分補給を意識できていなかった場面

症状を経験した場所は「自宅」が44.0%で最多

熱中症または熱中症に近い症状を経験した場所では、「自宅」が44.0%で最も多かった。次いで「職場・オフィス」が29.8%、「外出・レジャー中」が23.8%となった。

屋外だけでなく、自宅や職場などの室内でも症状を経験した人が多い結果となった。

  • 熱中症または熱中症に近い症状を経験した場所

    熱中症または熱中症に近い症状を経験した場所

外出時は45.8%がマイボトル・水筒を持参

外出時の水分補給方法では、「マイボトル・水筒を持参」が45.8%で最多となった。「自宅からペットボトル飲料を持参」も32.4%となり、何らかの形で飲み物を持参している人が多かった。一方、「外出時はあまり飲み物を持ち歩かない」と回答した人は20.0%だった。

  • 外出時の水分補給方法

    外出時の水分補給方法

自宅での水分補給方法では、「お茶などの作り置き」が最も多かった。そのほか、「水道水・浄水器からそのまま飲む」「ペットボトル飲料をまとめ買いする」など、各家庭でさまざまな方法が取られていた。

  • 自宅での水分補給方法

    自宅での水分補給方法

熱中症対策で「やっておいてよかった」「後悔した」ことは?

熱中症対策として「やっておいてよかったこと」や「後悔していること」について、回答者からコメントが寄せられた。

  • 熱中症対策について

    熱中症対策について

※ナック調べ