連続ドラマとして28年ぶりの復活。反町隆史が元暴走族らしいヤンキー精神で真正面から学校の問題に飛び込んでいく、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『GTO』(毎週月曜22:00~ ※FOD・TVerなどで配信)の第3話が、3日に放送された。
今回は、鬼塚らしさとは何か。そして令和の「冷笑」の時代、鬼塚英吉(反町)や『GTO』は時代遅れなのかを考えていく。
【第3話あらすじ】98年版の名シーン、雨降らし演出が再登場
「鬼塚は存在しないことにしよう」──その言葉どおり、1年B組では生徒たちが鬼塚の言葉に反応しなくなり、結(稲垣来泉)と健太(森本陸斗)は、異変に気付いた鬼塚に新たな書き込みがあったことを知らせる。鬼塚は、クラスに“鬼塚はずし”を誘発するような“影のボス”が存在するのではないかと疑うが、2人はそれを否定。誰が書き込んでいるのか見当もつかないと話す。
そんななか、クラスの若槻琴音(梶原叶渚)が、柏原(生見愛瑠)が決めたペアワークの相手を変えてほしいと職員室へやって来る。聞けば、ペアになった吉田歩夢(川口和空)が、気付くといつも自分をにらんでいるのだという。
しかし実は、歩夢が送る視線には淡い“恋心”が隠されていて、それに気付いた鬼塚は「正直に打ち明ければいい」とアドバイス。しかし、自己肯定感の低い歩夢は勇気を出して告白するどころか、鬼塚に「琴音が僕を好きになるようにしてくれる?」とむちゃなお願いをする。
歩夢の頼みを断り切れない鬼塚は、それとなく琴音に歩夢の思いを伝えようとするが、嘘がつけない性格のため、ストレートに伝えてしまう。これに対し琴音は、恋愛はコスパが悪いと断言。「誰とも付き合う気ないんで」と拒絶する。
それを知った歩夢は激しく落ち込み、思いを断ち切ろうとする。その歩夢に鬼塚は物怖じすることなく「琴音のどこが好きか」を尋ねる。歩夢が言うには、「商店街でたまたま会った時に、俺は何も言えなかったのに、僕の親にもきちんと挨拶できてオトナだなと思って。他のオトナにも挨拶してるが、僕たちの年代でそれができるヤツってあまりいない」とエピソードを明かす。
鬼塚は言う。「歩夢のそういう気持ち、ちゃんとぶつけな」。かくして、なぜか龍之介(工藤阿須加)も交えて「告白大作戦」がスタート。だがことごとく、すべて玉砕。そこで鬼塚が歩夢に将来の夢を聞いたところ「国連事務総長になって人類を幸せにしたい」と目標を語った。あまりにも大きすぎる夢だ。「バカにしてるでしょ」と歩夢。それでも鬼塚は正直に本音をぶつける。「なんか…すごいな、お前。俺が高1の頃、そんなハイレベルなこと考えたことなかった」と。
そして鬼塚がついに奥の手を発動。1998年版『GTO』の第2話、授業をボイコットする秀才・菊地(窪塚洋介)を説得するため、他の生徒たちがシャワーで降らせた雨の中で熱く語った過去。それを告白に再利用しようとしたのだ。そして、琴音の家の前でそれを決行! だが、そこに元教え子で宅配業者の渡辺マサル(山崎裕太)が通りかかり、鬼塚に声をかけてしまい、大失敗する。(※ちなみに、菊池の時も失敗していた)
この失敗により、歩夢のクラス内の評判は急落。クラス内SNSでも歩夢が叩かれることになってしまった。鬼塚はホームルームで言う。「みんな俺がここに存在しないって思いたいなら勝手にしろ」「ただな、歩夢は琴音のことが本当に好きなんだよ。勇気を出して自分のでっかい夢を伝えたいだけなんだよ」「そんなあいつの熱い想いをバカにして、人を傷つける人間を、俺は絶対許さないからな」
これに琴音は反論する。会って2カ月で自分のことも何も知らない、表面だけで好きと言われても迷惑だと。これに鬼塚はカウンターをする。表面だけじゃないと。「お前がちゃんとオトナにも挨拶できることや、誰に対しても優しいこと。心から尊敬している。だからお前のこと好きになったんだよ」。そして相変わらず他の無視するクラスメイトに叫んだ。
「この中に、書き込みしたヤツがいるなら、勇気を振り絞って愛を伝えようとしたヤツを、表面だけ見てバカにするようなことするんじゃねえよ!!」「あいつが愛を告白したのは、好きな人を幸せにしたいからなんだよ! 夢を持ったのは、世界中のみんなを救いたいからなんだよ! それのどこがいけないんだよ!!」
その後、鬼塚や結と健太にも元気づけられた歩夢は、今度は正々堂々と自分の想いを琴音にぶつける。「いい人…、見つけてね」。その言葉に琴音は、「ありがとう。…ごめんね」と男らしくフラれ、そしてまた一つオトナの階段を上ったのだった。
…だが、クラスチャットにはこんなメッセージが。「そろそろ鬼塚にはお仕置きが必要ですね」──。


