「一番はやっぱり家族の支えでした」シンガーソングライターのmiletが15日、日本テレビ系音楽番組『夜の音 -TOKYO MIDNIGHT MUSIC-』(毎週火曜24:24~)に出演。昨年に活動を休養した理由について、うつ病と診断されていたことを明かした。
「プレッシャーを自然と感じてたのかな」
昨年4月から約4カ月にわたって休養していたmilet。「デビューして5、6年ずっと走ってきて、本当に振り返ることなく、全力ダッシュでずっと曲も書かせていただいて歌ってきた」としたうえで、「ちょうど1年前ぐらいから、体が自由に動かなくなることがあった」と体調の変化を感じ、「病院行ったらうつ病と言われて」と診断を受けたことを明かした。
さらに、「自分がうつになるんだと思って、その症状のひとつで体が動かなくなったりすることもあるみたいで。口も回らなくなるし、もうベッドからまったく起き上がれないみたいな状態になってしまって」と当時の状態を説明。「フェスも出られなくなってしまって、心と体が限界を迎えて。ちょっと休んだ方がいいとチームでも決断して、少しお休みの時間をいただくことになりました」と休養に至った背景を語った。
また、「チームで動いてて、周りのスタッフの人とするのがすごく楽しいんですけど、でもやっぱり舞台に立つと1人だなって、1人で歌わなきゃいけないんだなって強く思うこともあって。そういう時に何らかのプレッシャーを自然と感じてたのかな」と吐露。
休養中にも葛藤があったといい、「同い年のアーティストだったり、みんなが本当に曲をどんどん出していったり、ヒットさせたり、バズってるのを見てたりすると、『ああ、私このままでいいのかな』って思ったり。 新曲も出せずに立ち止まってしまっている中で、『曲も歌いたいけど歌えない、どうしよう』っていうジレンマはありましたね」と心境を振り返った。
そして休養期間中の支えについて、「一番はやっぱり家族の支えでしたね」とし、「母が本当に毎日私の家に来てくれて、晩ご飯作ってくれたり、カフェに連れ出してくれたりして」と回顧。
母親からは「miletはmiletだからそのままでいいんだよ。歌なんて歌わなくてもいいから」と声をかけられたといい、「歌手の私に歌わなくていいって言ってくれて、その言葉がすごく響いて。でも歌で成功したり、何か成果を出すと一番喜んでくれるのはやっぱり母だったので、『いや、私は歌ってお母さんに音楽で恩返ししたい』とすごく思って、それがずっと支えになってました」と明かした。
さらに活動再開のきっかけとして、「自分の曲って自分であんまり聴かないんですけど」と前置きし、自身の曲「Anytime Anywhere」を聴いたことにも触れる。「『いい曲だな』と思ったんですよ。その曲を歌ってきた今までのライブのシーンとかを思い返して、『またみんなの前で歌いたいな』とすごく思って、それがきっかけでまた歌い始めたいなと思いました」と告白。
そのうえで、現在の心境について「結局、こうして前を向けてるのもあの時間があったから。つらい時間ではあったけど、そのおかげで今こうして歌えている。あって良かったな、立ち止まって良かったです」と言い、「もっと音楽で、弱いところも、今まで歌ってこなかったところも歌えるようになりたいですし、表現したいことが尽きないなと思う。見守ってくれる方と一緒に音楽をつくって歌っていきたいです」と今後の目標を語っていた。
【編集部MEMO】
miletは、東京都出身、2019年にメジャーデビュー。「inside you」「us」「Ordinary days」「Fly High」「Anytime Anywhere」などを発表し、国内外で幅広く活動する。2021年には東京2020オリンピック閉会式で歌唱。音楽活動に加え、映画『知らないカノジョ』では俳優にも挑戦した。
