富山県が2026年夏の観光情報を紹介している。

黒部宇奈月キャニオンルート、7月23日よりツアー販売開始

これまで一般の人が立ち入ることのできなかった「黒部宇奈月キャニオンルート」が10月2日にツアーを開始する。7月23日から、全国約1,180の旅行会社で旅行商品の販売が始まった。

  • 高熱隧道

    高熱隧道

初年度は10・11月のみの運行で、募集枠は約2,700人。宇奈月発2コース、黒部ダム発2コースの計4つの1泊2日の基本コースに、各旅行会社において、富山県内までの往復の交通、周辺観光、前後の宿泊などを加えた形でツアー商品として企画され、販売されることになる。なお、基本コース単体の販売もされている。

見どころは、ここでしか撮れない圧倒的な景観と非日常の乗り物体験。岩盤温度が高く世紀の難工事となった「高熱隧道」や、標高差200mを一気に昇降する「竪坑エレベーター」、急勾配を進む「インクライン」など、電源開発の歴史と大自然の迫力を肌で感じることができる。

なぜ開通は延期された? 能登半島地震と「鐘釣橋」

2024年1月1日の能登半島地震に伴う落石で、黒部峡谷鉄道の「鐘釣橋」が損傷。終点の欅平までトロッコ電車が全線運行できなくなり、同年6月30日に予定していたキャニオンルートの一般開放・旅行商品化は延期を余儀なくされた。

そして、雪解け後の詳細調査で、東鐘釣山の斜面などの損傷が想定以上に大きいことが判明。橋の修復だけでなく落石防止・斜面対策が必要となり、復旧は長期化した。その後、黒部峡谷という非常に厳しい自然環境の中で懸命な復旧工事が進められ、2026年10月1日の黒部峡谷鉄道全線運行再開、翌2日のキャニオンルート始動が決まった。

  • インクライン

    インクライン

五感で涼む、富山の避暑地と夜の涼景めぐり

北アルプスが育む名水に恵まれた富山は、厳しい夏の暑さを忘れさせてくれる避暑スポットの宝庫。心身を清める大岩山日石寺の滝行や、国の天然記念物に指定されている「杉沢の沢スギ」、美しい渓谷が広がる宮島峡など、瑞々しい緑と清流が織りなす大自然の涼を全身で体感できる。

また、夕暮れ時からは、富山湾クルージングや内川ナイトクルーズへ赴き、ライトアップされた帆船海王丸や新湊大橋が水面に浮かぶ幻想的な夜景を船上から満喫できる。万が一の雨天時にも、富山市ガラス美術館でのアート鑑賞や、富山ガラス工房での制作体験といった屋内プログラムを楽しめる。

大岩山日石寺の滝行体験

白衣に着替え、境内の六本滝に打たれる本格的な滝行を体験できる。高さ5.5mの竜頭から落ちる水は、夏でも身が引き締まる冷たさ。

  • 大岩山日石寺の滝行体験

    大岩山日石寺の滝行体験

国の天然記念物、杉沢の沢スギ

国の天然記念物に指定されている神秘的な沢スギの林。全国名水百選にも選ばれた湧水を中心に群生しており、国内では珍しい平地の湧水地に生育する自然林として保護されている。

  • 杉沢の沢スギ

    杉沢の沢スギ

一の滝やポットホールが見どころの宮島峡

清流の里として知られる宮島峡。県定公園として整備されており、滝の音と木々の揺れる音だけが織りなす癒しの空間。川幅いっぱいに流れ落ちる一の滝は、まるで小さなナイアガラ。小石や砂の粒が長い年月をかけて岩盤を削ってできたポットホールは、富山県の天然記念物に指定されている。

  • 宮島峡

    宮島峡

立山連峰のパノラマを楽しむ富山湾岸クルージング

富山湾から望む立山連峰のパノラマを楽しむことが出来る富山湾岸クルージング。1日5便、滑川沿岸を約40分かけて遊覧する。観光遊覧船「キラリン」で、"世界で最も美しい湾クラブ"に加盟する富山湾の景色を楽しめる。

  • 富山湾岸クルージング

    富山湾岸クルージング

幻想的な夜景を楽しむ、新湊内川観光船「ナイトクルーズ」

情緒豊かな内川の町並みから富山新港へと進むナイトクルーズでは、美しくライトアップされた「帆船海王丸」や「新湊大橋」、背後に広がる工場群の幻想的な夜景が、ロマンチックな夏の夜を涼やかに彩る。

  • 新湊内川観光船「ナイトクルーズ」

    新湊内川観光船「ナイトクルーズ」

雨の日でも楽しめる富山市ガラス美術館

世界的な建築家・隈研吾氏が設計した「富山市ガラス美術館」は、雨の日でも優雅に現代グラスアート作品を鑑賞できる雨の日のお出かけに最適なスポット。また、呉羽山山麓にある「富山ガラス工房」では、吹きガラスやペーパーウエイト制作などの「ガラス制作体験」を楽しめる。

  • 富山市ガラス美術館

    富山市ガラス美術館

「富山高山すし空港」が誕生

富山湾は「天然の生け簀」と称されるほど魚種が豊富で、日本海に生息する魚種800種類のうち約500種類が生息している。そのため、季節によって異なる旬の味を楽しむことがでる。

2026年7月8日、富山空港の新たな愛称が「富山高山すし空港(英語表記: Toyama-Takayama Sushi Airport)」に決定した。長年親しまれてきた「富山きときと空港」から愛称を一新。富山が世界に誇る食文化の象徴「すし」と、隣接する世界的な人気観光地「飛騨高山」へのアクセス拠点としての役割を名称そのものに込め、国内外に向けて強力に発信していく。

  • 富山高山すし空港

    富山高山すし空港

富山空港は、定期便が就航する空港として全国唯一の「河川敷空港」というロケーションを誇る。さらに空港内では、到着手荷物受取所のベルトコンベアーを巨大な「富山湾鮨」のオブジェが流れる演出や、本場の富山湾鮨をその場で堪能できる寿司店も併設。降り立ったその瞬間から「すし県・富山」を体感できる。