NHK放送文化研究所が先日発表した「2025年国民生活時間調査」で、20代の約7割が平日ほぼテレビをリアルタイム視聴しないという結果が出た。今井アナはまさに「テレビ離れ」と言われる世代だが、なぜテレビ局を選んだのか。そんな問いに、「私は家に帰ればテレビをつける生活を送っているので、全くテレビ離れしていないんです」と答える。
「“テレビ局はもう終わりなんじゃない?”と言われる方もいますが、私にとってテレビは幼い頃から生活の一部で、家に帰れば自然とテレビがついている環境で育ちました。スマホのように自分から探しに行かなくても、ただつけているだけで画面から新しい情報や活気が入ってくるところに、テレビならではの魅力を感じています。今、第一線で活躍されている芸能人の方もたくさん出演されていますし、私はテレビが持つパワーを信じています」
ローカル局のアナウンサーとして大切にするのは、視聴者との距離感。一度取材した場所にまた行く機会があると、その後の反響を聞けたり、視聴者と直接話せたりすることもあり、そうした距離の近さこそがローカル局の魅力だと捉えている。
7月26日からは、35年続く長寿番組『もぎたてテレビ』にレギュラー出演。リポーターを担当することになっており、「感性を研ぎ澄ませながら、愛媛の隅々まで駆け巡ります! 街で出会う人やお店、さまざまな発見を楽しみながら、”愛媛のいいとこ”を多くの方に#お届できるよう、精いっぱい努めます!」と意気込んだ。
水卜麻美アナに憧れも…「誰かの目標や力になれるような存在に」
近年はAIの進化により、一部のストレートニュースをAI音声が読み上げるテレビ局も出てきた。だからこそ、どんなキャラクターとして視聴者に受け入れられるのか、これからの時代のアナウンサーに求められることになるだろう。
『オールナイトフジコ』で学んだ度胸や思い切りの良さはそうした面でも武器になりそうだが、「いろんなアナウンサーの方がいる中で、自分にしかできない表現や個性を大切にしながら、これからのアナウンサー人生を切り開いていきたいです」と、信頼感を作っていきたい考えだ。
アナウンサーを志した当時に憧れていたのは、日本テレビの水卜麻美アナウンサー。しかし、自分自身がアナウンサーというスタートラインに立った今、「やっぱり唯一無二のアナウンサーになりたいと思っています。これからは伝える立場として、誰かの目標や力になれるような存在になりたいです」と、静かに決意をにじませていた。
●今井陽菜
2003年6月8日生まれ、大阪府出身。小学5年生から高校3年生まで堺少女歌劇団に所属し、ミュージカル女優として活動。FRESH CAMPUS CONTEST 2022ファイナリスト、ミス・ミスター関西学院2023グランプリとなり、23年4月から25年3月まで、フジテレビ系バラエティ番組『オールナイトフジコ』にフジコーズ1期生として出演。関西学院大学文学部文化歴史学科卒業後、26年4月に南海放送入社。ラジオニュースを担当するほか、7月26日から情報バラエティ番組『もぎたてテレビ』にレギュラー出演する。


