2026年、誕生30周年を迎えた「ポケットモンスター」。日本ではマクドナルドとのコラボレーションが話題になるなど、記念イヤーならではの盛り上がりを見せています。

そんな30周年の熱狂は、海を越えたアメリカにも広がっており、米大手小売店「Target(ターゲット)」では、ポケモン30周年を記念した限定コラボグッズが登場しました。

親子で楽しめるアパレルやアウトドアグッズだけでなく、かつてポケモンで遊んだ大人世代の心をくすぐる懐かしいアイテムもラインナップ。アメリカのポケモン30周年コラボの盛り上がりをレポートします。

  • 米大手小売店「Target(ターゲット)」×「ポケモン」コラボグッズ

    米大手小売店「Target(ターゲット)」×「ポケモン」コラボグッズ

Targetに登場したポケモン30周年グッズ 大人向けアパレルは完売するほどの人気ぶり

Target(ターゲット)とは、アメリカ全土に2,000店舗以上を展開する大手小売チェーンです。食品や日用品をはじめ、衣料品、おもちゃ、家電など幅広い商品を取り扱っており、アメリカの暮らしに欠かせない存在のひとつ。

Targetでは、普段からポケモン関連商品が販売されるほど、アメリカでもポケモンは身近な存在です。

  • 子ども向けの文房具やぬいぐるみ、布団カバーなど。

    子ども向けの文房具やぬいぐるみ、布団カバーなど。

そんなTargetに今回登場したのが、ポケモン30周年を記念した限定コラボグッズです。アパレルや雑貨、アウトドアグッズなど幅広い商品がラインナップされる中、特に注目したいのが、子ども向けだけでなく大人向けサイズも充実したアパレルアイテムでした。

例えば、アウトドアシーンでも活躍しそうなプルオーバージャケットは、カントー地方、ジョウト地方、ホウエン地方をイメージした3種類のデザインで登場しました。取材時に現地店舗を確認したところ、すでに全種類が完売。オンラインでも在庫切れとなっていました。

  • 「ホウエン地方」の文字入り。Target公式HPから引用

    「ホウエン地方」の文字入り。Target公式HPから引用

また、親子でお揃いコーデを楽しめるラインナップとして展開された大人用のTシャツも、店舗・オンラインともに現時点で完売しています。

  • ピチューのデザインTシャツ Target公式HPから引用

    ピチューのデザインTシャツ Target公式HPから引用

そのほかにも、モンスターボールがデザインされたビーチタオルなど、親子で楽しめるアウトドアグッズも登場しています。

子ども向けキャラクターグッズというイメージだけではなく、大人が普段使いできるアイテムとして展開されている点も、今回の30周年コラボの特徴です。特に大人向けサイズの商品が早い段階で売り切れていることからも、現地ファンの熱量の高さを感じられました。

「昔憧れたブランド」とポケモンが融合 大人世代を刺激するコラボ展開

今回のコラボで印象的だったのが、大人世代のノスタルジーを刺激する商品展開です。

例えば、アメリカで1990年代〜2000年代に一斉を風靡したコスメ収ブランド「Caboodles(カブードルズ)」とのコラボ商品。Caboodlesは、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、当時アメリカのティーン女性を中心に愛された“青春アイテム”のひとつだそう。

  • モンスターボール風のデザインが可愛らしいコスメケース

    モンスターボール風のデザインが可愛らしいコスメケース

近年アメリカでは、1990年代〜2000年代のファッションや雑貨を楽しむ「Y2Kリバイバル」が広がっています。そんな懐かしいブランドとポケモンを組み合わせることで、「子どもの頃好きだったキャラクター」と「当時憧れたアイテム」を同時に楽しめる商品になっています。

デザインは3種類展開されていますが、私が訪れたコロラド州の店舗では、すでに残り1種類に。オンラインでも在庫はわずかとなっていました。

また、現地で長く親しまれているリップブランド「Lip Smacker(リップスマッカー)」とのコラボも登場。

  • ロールオンタイプのグロスがピカチュウ仕様に!

    ロールオンタイプのグロスがピカチュウ仕様に!

「昔好きだったポケモン」と「青春時代の思い出」が組み合わさることで、子どもだけでなく、大人世代にも響く展開になっています。

完成形は170cm超え! 巨大なリザードンジグソーパズル

限定コラボの中には、アメリカらしいクレイジーな商品も展開されていました。

  • リザードンのジクソーパズル

    リザードンのジクソーパズル

それが、リザードンが描かれた巨大ジグソーパズルです。

一見すると普通のパズルですが、完成すると5フィート7インチ(約170.18cm)にもなるという大迫力アイテム! さらに、初代ポケモン151匹にちなんだ151ピースという遊び心も込められています。

日本なら「こんなの買って、いったいどこに置くのよ!」と怒られる子どもや成人男性の姿が目に浮かびますが、日本に比べて家が大きいアメリカでは、誰に怒られることもなく、楽しめるのかもしれません。

Targetのお菓子売り場にもポケモン登場! 定番スナックが限定コラボ

ポケモン30周年の盛り上がりは、衣料品や雑貨だけではありません。Targetでは、お菓子売り場にも限定コラボ商品が並んでいました。

すっぱさと弾力がクセになるグミ「Sour Patch Kids(サワーパッチキッズ)」や、アメリカ人の朝食としても人気の高い「Pop-Tarts(ポップターツ)」も、ポケモンデザインで登場しています。

  • サワーパッチキッズ

    サワーパッチキッズ

  • ポップターツ

    ポップターツ

どちらもアメリカでは長年親しまれている定番ブランド。普段から食べられているお菓子にポケモンが加わることで、特別感がありながらも、日常の延長で楽しめる商品になっています。

アメリカ定番スナック「Goldfish」もポケモン仕様に! 実際に食べてみた

Target以外でも、ポケモンコラボの波は広がっています。そのひとつが、魚の形をしたチーズクラッカー「Goldfish(ゴールドフィッシュ)」。子どものおやつとしてだけでなく、「子どもの頃から食べていた」という大人も多い、アメリカの定番スナックです。

  • ゴールドフィッシュ×ポケモンコラボ。初代ポケモンの人気キャラクターが登場

    ゴールドフィッシュ×ポケモンコラボ。初代ポケモンの人気キャラクターが登場

今回のコラボでは、ピカチュウ、ゼニガメ、フシギダネ、ヒトカゲをイメージした4種類が登場。普段はオレンジ色のクラッカーですが、今回はキャラクターカラーを取り入れた限定仕様になっています。

せっかくなので、ピカチュウとゼニガメバージョンを購入してみました。

  • ピカチュウとゼニガメが可愛らしい

    ピカチュウとゼニガメが可愛らしい

実際に食べてみると、味はどちらも同じ、いつものチェダーチーズ味。塩気のきいたチーズクラッカーで、普段から親しまれているGoldfishそのものです。

  • カチュウは黄色、ゼニガメは水色に。水色のクラッカーは見た目のインパクト大

    カチュウは黄色、ゼニガメは水色に。水色のクラッカーは見た目のインパクト大

一方で、見た目のインパクトは抜群です。ピカチュウは黄色、ゼニガメは水色と、それぞれのキャラクターをイメージしたカラーに変化。形もキャラクター仕様になっており、まさに“食べるポケモン”といった遊び心あふれるデザインになっています。

味はいつものGoldfishなのに、色や形を変えるだけで全く違う印象になるところが面白いポイント。お菓子を大胆なカラーリングで展開するところに、アメリカらしいダイナミックなコラボの楽しみ方を感じました。

30周年で見えた、アメリカに根付くポケモン文化

今回、Targetを巡って感じたのは、ポケモンがアメリカでもすでに生活の一部として定着している点です。

子どもの頃にポケモンで遊んだ世代が大人になり、今度は自分の子どもと楽しむ。さらに、大人になった今だからこそ、青春時代を思い出すアイテムとして手に取る。

30周年という節目を迎えた今、ポケモンはアメリカでも単なる人気アニメキャラクターではなく、世代を超えて受け継がれる文化になっていることを実感しました。

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