JR西日本は22日、山陽新幹線「こだま」などで運行しているN700系6000番代(8両編成)の新デザインについて発表した。同社初という産学連携で検討した車両エクステリアデザインを採用。今冬から運用開始し、N700系6000番代を新デザインに順次変更するとしている。

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    山陽新幹線「こだま」などで運行しているN700系6000番代(8両編成)の新デザインを公開

エクステリアデザインを変更するにあたり、国立大学法人京都工芸繊維大学 製品デザイン計画研究室との共同研究で車両デザインを検討。JR西日本の車両エクステリアデザインとして初めて産学連携で共創し、実現に至った事例となる。デザインコンセプトは「YURARI ~気ままに移ろいを味わう~」。山陽新幹線「こだま」ならではの「各駅停車」や「ゆったりとした旅」に着目し、瀬戸内海の波やきらめきをデザインのモチーフとした。

車体色は「山陽ブルー」とされ、瀬戸内海をイメージしたベース色(陽光によってエメラルドグリーンにも見える)に。「風のない、凪いだ海の穏やかなイメージを反映」したという。車体ラインは起伏のあるドットの形状とラインのグラデーションを採用し、ゆったりとした景色や時間の「移ろい」を表現。ドットパターンの間に波の形状を形成させており、「走行時はラインが際立ち、停車時は波模様が認識できるよう意図しています」とのこと。

ロゴマークも制作。デザインコンセプトにもある「ゆらり」と「移ろい」をゆったりとした波の表現に落とし込んだ。ドットの形状を模した起伏のある形や3本の波の形、色の変化で「ゆったりとした波、移り変わり」を表現。山陽新幹線沿線の府県モチーフも配置している。

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    (JR西日本提供)

  • <!-- Original start --></picture></span>山陽新幹線「こだま」に使用される8両編成のN700系。JR西日本が短編成化改造を行った<!-- Original end -->

    山陽新幹線「こだま」に使用される8両編成のN700系。JR西日本が短編成化改造を行った

N700系6000番代は、もともと16両編成だった東海道・山陽新幹線のN700系をJR西日本が短編成化改造し、昨年9月から営業運転を開始している8両編成の車両。乗車定員578人、最高速度285km/hとされ、山陽新幹線(新大阪~博多間)の「こだま」をはじめ、博多南線(博多~博多南間)の列車でも運用される。

エクステリアデザイン変更に関して、「これまで以上にお客様に愛着を持って頂きたい、また山陽新幹線沿線の地域共生・活性化に貢献したい」との思いがあったとJR西日本。基本コンセプト策定から具体化、車体とロゴマークのデザイン検討、デザイン決定に至るまで京都工芸繊維大学の学生と共同研究を行い、沿線の文化、伝統、自然などを学び、車両所で実際の車両を確認するなど調整を重ねたと説明している。