レバレジーズは7月14日、同社が運営するオンライン診療プラットフォーム「レバクリ」が実施した、夏場の体調不良時の受診に関する実態調査の結果を発表した。夏場に病院・クリニックを受診するための外出や移動について、合計75.1%が負担を感じていることがわかった。
内訳は、「とても負担を感じる」が28.8%、「やや負担を感じる」が46.3%だった。また、お盆休みや夏季休暇期間中に受診先が見つからず困った経験については、「何度もある」が4.0%、「数回ある」が24.2%、「1回だけある」が12.9%で、約4割が経験していた。
夏場に体調不良を感じた際、病院やクリニックを受診せずに自宅で様子を見た経験がある人は約9割に上った。「何度もある」が25.8%、「数回ある」が49.4%で、複数回経験した人は75.2%だった。
受診を見送った理由は、「軽症だと思った」が60.6%で最も多く、「市販薬や常備薬で対応できると思った」が42.8%、「待ち時間や混雑を避けたかった」が21.8%、「暑さで外出が負担だった」が17.4%と続いた。受診を見送った後の体調変化では、24.1%が「症状が長引いた」と回答し、約6%が症状の悪化を経験していた。
夏場の親の健康状態が「とても気になる」「やや気になる」と答えた割合は合計85.8%だった。高校生以下の子どもがいる人では、子どもが夏場に体調不良になった際の対応に不安を感じる人が72.9%に上った。
夏場の体調不良時に、スマートフォンなどを使って自宅から医師に相談・受診できる手段を利用したいと回答した人は57.4%だった。利用したい理由は、「夜間・休日でも相談しやすい」が52.0%で最多となり、「病院へ行くべきか判断に迷う際に相談できる」が47.7%、「待ち時間による体力消耗を避けられる」が46.6%、「猛暑のなか移動する必要がない」が44.0%と続いた。
一方、オンライン診療の利用に慎重な理由では、「診断の正確性に不安がある」が38.7%で最も多かった。
レバクリの医療監修を務める牧野潤医師は、夏場は熱中症や脱水症状のリスクが高まる時期であり、初期には倦怠感や頭痛など軽症に見える症状から始まるケースも珍しくないとしたうえで、受診を先延ばしにすると症状が長期化、悪化する可能性があるとし、受診の必要性に迷う場合や暑さで外出が負担となる場合には、オンライン診療の活用も選択肢になるとしている。ただし、意識障害や強い脱水症状など緊急性が高い場合は、速やかな対面受診や救急要請を検討するよう呼びかけた。
調査は6月19日~22日、全国の20~69歳の男女のうち、直近3年以内の夏場に体調不良を感じたことがある520人を対象にインターネットで実施された。
編集部メモ
暑さが本格化する7月からは熱中症の発生件数が大幅に増加すると見込まれており、2026年7月6日~12日の1週間における全国での熱中症による救急搬送人員は4580人となっている。また7月15日には、関東から九州にかけて19地域において「熱中症警戒アラート」が発表されており、猛暑による影響は見過ごせないものとなっている。












