モニクルフィナンシャルは2026年7月2日、「退職金の使い道に関する“投資経験”別実態調査」の結果を発表した。調査は2026年5月時点までの回答データをもとに、マネイロ「3分投資診断」利用者の40代・50代6,000人を対象に実施。年代ごとに投資経験の有無を均衡させた層化無作為抽出で分析した。

  • 退職金の使い道に関する“投資経験”別実態調査

    退職金の使い道に関する“投資経験”別実態調査

退職金を資産運用に回す割合は投資経験者が約4.4倍

40代・50代のうち退職金の受け取りを見込む4,632人を対象に、退職金の最優先の使い道を調べたところ、「資産運用の元手にして投資する」と回答した割合は40〜59歳全体で約15%(15.4%)だった。

投資経験者では25.1%、投資未経験者では5.7%となり、約4.4倍の差が見られた。一方、最も多かった回答は「銀行預金(老後の生活費)」で、投資経験者35.0%、投資未経験者49.0%だった。

  • 投資経験別の退職金の使い道

    投資経験別の退職金の使い道

40代の時点で投資行動に5倍超の差

年代別では、「資産運用に回す」と回答した割合は40代で投資経験者21.5%、投資未経験者4.2%となり、約5.1倍の差が見られた。50代でも投資経験者28.5%、投資未経験者7.5%で約3.8倍の差となった。

同社は、退職金を意識し始める40代の段階で、使い道の行動格差が固定化しつつある可能性が示唆されたとしている。

  • 年代別 退職金を「資産運用に回す」と回答した人の割合

    年代別 退職金を「資産運用に回す」と回答した人の割合

投資未経験者は退職金額を把握していない人も多い

退職金額について「未定 / 分からない」と回答した割合は、投資経験者8.3%、投資未経験者14.8%となり、未経験者が約1.8倍多かった。

  • 退職金額について「未定 / 分からない」と回答した人の割合

    退職金額について「未定 / 分からない」と回答した人の割合

また、退職金3,000万円以上を見込む層でも、「資産運用に回す」と回答した割合は投資未経験者4.3%だった。一方、投資経験者は退職金500万円未満想定でも20.7%が資産運用を選択しており、同社は退職金額そのものよりも、現役時代の投資経験が使い道に大きく影響していると分析している。

  • 退職金を資産運用に回す選択率

    退職金を資産運用に回す選択率