世田谷区は、区立宮坂区民センター(宮の坂駅前)で保存している旧玉電・江ノ電車両の補修・再塗装工事に向けて、寄附募集と再塗装色の投票を開始した。誰でも参加できる一般投票に加え、寄附額に応じて追加で投票できる寄附者向けの投票も実施する。
対象となる車両は1925(大正14)年に製造され、東急玉川線(玉電)や現在の世田谷線で運行された後、江ノ島鎌倉観光(現・江ノ島電鉄)へ譲渡され、江ノ電600形601号として活躍した。1990年から現在の宮坂区民センターで保存され、地域のシンボルとして親しまれている。
今回のプロジェクトでは、行政主体の事業にとどめず、車両の価値を共有する人々と協働しながら次世代へ保存・継承する取組みとして寄附を募集する。受付期間は12月31日まで。特設サイトや「ふるさとチョイス」、世田谷区のオンライン申込み、郵送などで受け付ける。
あわせて再塗装色の投票も実施する。「現行グリーンカラー」と「玉電ツートンカラー」の2案を用意しており、「現行グリーンカラー」は車両の保存を開始した1990年当時の世田谷線の車体色、「玉電ツートンカラー」は玉電として運行していた当時の車体色となる。
一般投票は8月16日まで受け付ける。オンラインの投票フォームのほか、宮坂区民センターの投票箱やFAXでも参加可能。寄附者向け投票は、7月31日までに入金が確認された寄附を対象として、1,000円につき1票(上限100票)の投票権を付与する。なお、締切直前の寄附では投票に反映されない場合があるとして、早めの手続きを呼びかけている。


