夏になると、冷たい麺やカレーに走りがち。だが、個人的にはしゃぶしゃぶの季節だとも思っている。……「いや、暑くない?」「逆張り乙」と失笑しちゃう人もいるだろう。わかる。わかるけど、マジでいいのよ。夏しゃぶって。
特に、しゃぶしゃぶ温野菜で7月15日からスタートする「韓国フェア」などはまさに最適。今回登場するのは「3種の魚介香る海鮮チゲだし」と「牛肉の旨みあふれるコムタンだし」という2種の韓国鍋。一足先に実食したので、その魅力をお届けしたい!
しゃぶしゃぶ温野菜で「海鮮チゲ鍋」「コムタン鍋」を実食!
はい、ということでこちらが「海鮮チゲ鍋」「コムタン鍋」の実物でございやす! やっぱりこの陰陽マーク系の鍋はこのカラーが合う。紅白の火鍋カラーこそがしっくりくるよね〜。
まずは「海鮮チゲだし」から。鍋が煮立ってくるにつれ、ほんのりと漂い始める魚介の香り。あさり、カニ、オキアミなどの旨みを重ねたという。
具材を入れる前に、スープをひと口味見させていただこう。取り皿に少量取り分けて、ズズッ……
……うっ、ウマッ……!! 辛さが先に来るタイプではない。どちらかというと魚介の分厚い旨味が主張してくる。じんわりとコクが広がり、そのあとからコチュジャンや唐辛子のほどよい刺激が追いかけてくる。これぞまさに旨辛……!
しゃぶしゃぶ温野菜は、とにかくスープがウマいのよ。マジで。これまでいろんな味を試してるけど、百発百中でウマいもん。
では、いよいよしゃぶしゃぶタイム。まずは白菜や人参、レタスを投入。軽く火が通ったあたりで、三元豚をスープにススス〜っとくぐらせる。ピンク色の肉が、熱を入れるごとに白く艶めいていく。
頃合いを見て引き上げ、スープを軽くまとわせて……いただきます!
うおおお……うっめぇぇぇえええ! ああ〜、たまらねぇ〜……! くぅぅぅぅうううッ!!!! 豚の甘い脂と海鮮チゲの旨辛スープがガッチリ噛み合っている。豚のコクを魚介の旨みが下支えし、唐辛子が後味をキュッと引き締める。濃厚なのに、全然重たくない。
レタスも最高だ。しゃぶしゃぶしたレタスって、加熱でしんなりするのにシャキ感が絶妙に残るじゃない? そこにチゲスープが絡むことで、みずみずしさと旨辛が同時に弾けるのよ。白菜は煮ることで繊維の中までスープが染み込み、噛むたびに旨味がジュワッと溢れ出す。人参も火が入ることで自然な甘みが増長。チゲの辛みとのコントラストがお見事!
続いて「コムタンだし」。乳白色のスープは見るからに穏やか。チゲのあとだとかなり優しそうに見える。だが、ひと口すすってみると……めっちゃ深い……。確かに優しいけど、めちゃ濃厚。牛骨や牛肉をじっくり煮出したような旨みがぶわっと広がり、主張は強すぎないのに、味の芯がしっかりある感じ。まろやか。だけど、キレがある。このバランス、かなり絶妙……!
ということに、ここにたんしゃぶと洒落ねぎを投入! このコンビが合うらしい。火を入れすぎると硬くなるので、慎重に火を入れ……いただきます!
……ウッッッマーーーーーーーー! タン特有のサクッとした歯切れのよさ、コリッとした食感、そこにコムタンの旨みが力強く絡みつく。脂が強すぎないタンだからこそ、スープの繊細な旨みがダイレクトに感じられるのかもしれない。これは確かに名コンビだ。
そして、洒落ねぎがまたヤバい。軽く火を通したねぎの甘みと香りが、コムタンの牛の旨みをさらに増幅。薬味という引き立て役の域を超え、もはや主役級。多分、これだけでもご飯がすすむぞ?
さらに今回、個人的に感動したのが季節野菜のオクラと白ナス。
オクラはサッとしゃぶしゃぶすることで、表面のシャキッと感は残しつつ、内部のねばりがほどよく立つ。この粘りがスープをまとい、旨みをごっそり連れてきてくれるのだ。
そして白ナスよ。個人的に、白ナスを鍋で食べるのは初めてだったが、これからはマスト。果肉が驚くほど柔らかく、舌の上でとろける。スポンジのようにスープを吸うので、噛んだ瞬間に旨みがジュワッとあふれる。とろっとした食感がたまらん……!
途中でぜひ試してほしいのが、新登場のヤンニョンジャンだ。これを少し溶かして食べてみると……
最高……! 辛さが増すだけじゃない。ニンニク、生姜、発酵由来の旨みが加わり、味に立体感が生まれる。海鮮チゲはよりパンチが増し、旨辛レベルが一段階アップ。コムタンはまろやかさを残しつつ、キレとコクが増す。どっちもめちゃくちゃウマい!
韓国フェアということで、パンチャン系も要チェック! パンチャンとは、韓国の食卓に並ぶ小皿料理の総称である。
「三種の国産野菜ナムル」は、オクラ・甘にんじん・豆もやしの食感がリズミカルで楽しく、ごま油の香りと優しい塩気は鍋の合間の箸休めにもぴったりだ。
「ロゼクリームトッポギ」は想像の5倍ウマいので、ご注意を。クリームのコク、チーズのまろやかさ、そこにヤンニョンジャンのほのかな辛みが加わってヤミツキ確定! もっちもちのトッポギがソースをまとっていて、背徳感がすごい。これは止まらないやつだ……。
「豆乳冷麺(温野菜流コングクス)」もかなり良かった。ひんやりしたスープは豆乳ベースで、昆布だしとごまだれの旨みがじわりと広がる。まろやかなのに後味はすっきり。暑い日に欲しくなる一杯だ。なんかSNSでもこの料理ってバズってたみたいなので、ぜひ温野菜で試してみてはいかがだろう。
締めはもちろん、ラーメンでフィニッシュ! 2種のスープで楽しめるというだけで満足感も2倍。最後の一滴まで、ず〜〜〜っとウマいスープだった……!!
夏はしゃぶしゃぶの需要が落ちる。たしかに、それはそうかもしれない。けど、ぶっちゃけ夏の飲食店って寒くない? そりゃあラーメン屋でランチとか食べるぶんには暑いけど、夜にゆっくり利用してると、冷房に当たりすぎて普通に寒くなってくるよね。
そんなときこそ、しゃぶしゃぶだ。肉の脂も程よく落ちる&野菜たっぷりだからさっぱり食べられるし、鍋の湯気がちょうどよく身体を温めてくれる。エアコンの効いた店内で味わう"小さな韓国旅"。ぜひお試しあれ。パスポートの更新も不要だ。

















