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シリーズ初回が放送された2021年から5年にわたり愛美さんを見続けてきた本仮屋に、「あらためて、愛美さんはどんな存在か」と尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「同じ女性として、同じように人前に出ることを生業にしている人間として、『こういうふうに歩くことができるんだよ』と見せてくださる先輩、という感じですね。『ああ、今日も日本のどこかで愛美さんが元気にステージに立ってくれているんだ』と思うだけで自分の励みになるので、私にとって愛美さんは特別な女性だと思います」

先週放送された前編の、愛美さんと母との会話の中で、愛美さんの口から飛び出した「ステージに立つことは別に好きなんかじゃない」「仕事だからやっているだけ」という思いがけない言葉。それは長年シリーズを見続けてきた本仮屋にとっても衝撃で、ナレーション収録にあたり、ディレクターともその意味について話し合ったという。

「ディレクターの大里(正人)さんは、『あれは、愛美さんの本心ではないと思う。お母さんが隣にいたからこそ出た言葉なんじゃないか。なぜなら、僕はステージに立つ愛美さんのびっくりするぐらい美しい笑顔や、ワクワクしている瞬間をずっと見てきたから』とおっしゃっていました。私もそう感じています」

そして、本仮屋はこう続ける。

「もちろん、全ての瞬間を愛せる仕事ではないと思うんです。でも、板の上に立つ努力って、本当に大変で…。“好き”という言葉が正しいかどうかは分からないけれど、気持ちがないと絶対続けられないはず。私にはストリップの経験はないけれど、同じ様に人前に立つ仕事をしているから分かる。きっと、板の上でしか得られない幸せやエネルギーを愛美さんも感じているのではないかと私は解釈しています」

「今回ナレーションをしていて思ったのは、愛美さんはたまたまストリップという場所と出合い、いまもこうしてそこに立っているわけですが、たとえストリップと違う舞台に立っていたとしても、愛美さんはおそらく多くの人を惹きつけたのではないかと思うんですよ。彼女自身の在り方や、生き方や、愛の伝え方が、きっとすべての人を魅了する。だから『本当はこの仕事は好きじゃない』という愛美さんの発言は、実際そうなのかもしれないけれど、愛美さんを応援している者からすると、愛美さんとストリップという場所との出合いは奇跡的なものであったし、とても幸福なものでもあった、という一面があると思います」

人は還暦を迎えてなお美しくなり続けられる

還暦のステージを経てもなお続くであろう愛美さんのこれからへの思いを、本仮屋はこんな言葉で締めくくった。

「今までは、あまりにも大変なことが多すぎた人生だから、『克服する』とか、『病に打ち勝つ』ということがテーマに見えていたんです。でも、そういう段階はもう抜けて、ただただ愛美さんがそこに在るだけで、『全ての人にとっての幸福』というステージに入っていかれるんだろうなと感じています。人は還暦を迎えてなお美しくなり続けられる。愛美さんは、そのことを体現している方だと思います。

 もし続編があるなら違う形で、『星愛美2.0』みたいな新しいところに行くんだろうな、という感じがしています(笑)。(愛美さんファンの)“星組補欠”としてこれからもずっと愛美さんを見ていたいです。私は愛美さんがテレビの画面に映るだけでとても幸せな気持ちになります。本当に、『光が人間からあんなにたくさん出るんだ…!』と、いつも感じさせてくれる方ですね」