マイナビは6月24日、「シニアのアルバイトに関するライフエンゲージメント調査」の結果を発表した。調査は2026年2月18日~3月2日、アルバイト就業中の60~70代の男女2,155名を対象にインターネットで行われた。
働かなくてもいい状況であっても働きたいか
アルバイト就業者に「働かなくてもいい状況であっても働きたいか」を聞いたところ、他の年代に比べて、シニア層の割合が高い傾向がみられた。特に、男性70代では50.7%、女性60代でも44.4%となり、いずれも「働かなくてもいい状況であっても働きたい」という意向が多数派となった。
このことから、シニア層では他の年代と比べても就労意欲が相対的に高い傾向がみられ、収入面にとどまらず、働くことに対する意欲が高い可能性が考えられる。
シニアのアルバイトの目的「健康維持のため」が最多
「働かなくてもいい状況であっても働きたい」と回答したシニアに、アルバイトをする目的を聞くと、男女ともに「健康維持のため」「健康的な生活リズムを作るため」「自分の生活費のため」が上位3つとなった。
また、その理由を自由回答から分類すると、「健康」「社会との接点」「生活の充実」に関する回答に集約された。「仕事を続けることで社会と繋がっていると思え、孤独感から解放されていると感じる」「家にいてもやることがない。社会とつながっていたい」といった声がみられ、アルバイトが安心感や生きがいを得る「第2の居場所」として機能している側面もみられた。
このことから、働くことは経済的なメリットに加え、「健康の不安」や「孤独の不安」を和らげ、生活の質向上につながっている可能性が推察される。
アルバイトで「生活の質が向上している」シニアは約6割
「働かなくてもいい状況であっても働きたい」シニアの58.7%が「アルバイトで生活の質が向上している」と回答し、特に女性が62.8%と高い結果だった。 アルバイトは日常にメリハリや社会との関わりを生み出し、生活の充実感につながっていることがうかがえる。
シニアの2人に1人以上が「応募時に年齢の壁を感じる」
シニアのアルバイト就業者のうち55.8%が「アルバイト探しの際に年齢の壁を感じる」と回答した。
また、「現在のアルバイト先の業務」においても、28.1%が「年齢の壁を感じたことがある」と回答した。 働くことに前向きなシニアが多い一方で、年齢に起因する制約により、就業機会や業務の幅が限定される可能性もあり、能力発揮の機会に影響している可能性もうかがえる。




