マイナビは5月27日、「ミドル・シニアのアルバイトと年下上司に関する調査」の結果を発表した。調査は2026年2月18日~3月2日、現在アルバイトで生計を立てている40~65歳の男女569人を対象にインターネットで行われた。

42.4%が「直属の上司が自身よりも5歳以上年下」

アルバイトで生計を立てている40~65歳の42.4%が「直属の上司が自身よりも5歳以上年下」となった。

自身の年齢があがるほど上司が年下となる割合が増加し、50代を境に年下上司となる人が51.8%となり、年上上司(34.1%)の比率と逆転した。

従来の年功序列的な運用の見直しや管理職の担い手不足を背景に、若手世代がリーダー職を担うケースもみられ、年下の上司をもつ人が増えていくことも考えられる。

  • 直属の上司は自分よりも年上か年下か

    直属の上司は自分よりも年上か年下か

年下上司で良かったこと

年下上司をもつ人に年下上司でよかったことを聞いたところ、「話しやすく、相談しやすかった」が32.5%で最も多く、次いで「過度に気を遣わずに接することができた」が23.8%となり、年上上司(14.5%)よりも9.3pt高かった。一方で、「仕事の進め方や判断が適切だった(10.5%)」「別の経験や価値観を知ることができた(8.9%)」といった回答は比較的低い結果となった。このように、経験値や判断力においては課題が残るものの、年上上司と比べて、気を張らずにフラットに接しやすいことがわかった。

  • 年上/年下上司でよかったこと

    年上/年下上司でよかったこと

年下上司で不満に感じたこと

年下の上司で不満に思ったことはあるか聞いたところ、37.9%が「不満だったことがある」と回答した。具体的には「距離感がつかみにくかった(12.7%)」「価値観や働き方の考えにズレを感じた(10.2%)」「コミュニケーションの調子が合わなかった(10.0%)」が続いた。

世代別でみると、特に40〜55歳(氷河期世代)において不満の回答が多く、「距離感がつかみにくかった(15.0%)」「話しかけづらく、相談しにくいと感じた(12.3%)」「遠慮ややりづらさが生まれた(8.4%)」において56〜65歳(バブル世代)よりも5pt以上高かった。氷河期世代はバブル世代と比べて年下上司との心理的な距離が開きやすいことがうかがえる。

  • 年下の上司で不満に思ったことはあるか

    年下の上司で不満に思ったことはあるか

  • 年下の上司で不満に感じたこと

    年下の上司で不満に感じたこと

働きぶりが認められていると思うか

年下上司をもつ人は年上上司をもつ人と比べて「現在のアルバイト先であなたの働きぶりは認められていると思う」と回答した割合が低い傾向にあった。氷河期世代では「そう思う」割合が59.4%で、年上上司の場合と比べて8.5pt低い結果となった。

評価やフィードバックが伝わりにくく、働きぶりが認められているという実感が得られにくいことが想定される。特に氷河期世代においては遠慮や相談がしにくい雰囲気が生まれやすいことから、円滑なコミュニケーションが妨げられ、評価に対する納得感の低さにつながっていることが考えられる。

  • 現在のアルバイト・パート先であなたの働きぶりは認められていると思うか

    現在のアルバイト・パート先であなたの働きぶりは認められていると思うか