ファミリーマートは6月24日、「店舗におけるクマ対策」をさらに強化・徹底すると発表した。クマ撃退スプレーをさらに約300店舗へ追加配備するとともに、クマの接近を未然に防ぐ新たな対策として、野生動物撃退装置「モンスターウルフ」の実証実験を開始した。
同社は2025年秋からのクマ被害拡大を受け、同年11月から北海道や東北地方などの約500店舗へクマ撃退スプレーの配備や、クマ出没時のガイドラインの策定、店内デジタルサイネージなどにおいて注意喚起を図ってきた。今回、クマ撃退スプレーの追加配備など、利用者と店舗従業員の安心・安全を最優先としたクマ対策を強化する。
店舗従業員の安全確保にむけたクマ対策
同社はクマの出没が懸念される地域の店舗において、緊急時用のクマ撃退スプレーの配備(2025年導入約500店舗、2026年追加導入約300店舗を合わせ、計約800店舗)を推進するとともに、店舗従業員への使用方法の周知を徹底している。
あわせて、以下のガイドラインに沿った迅速な行動を店舗全体で共有している。
出没時の対応
近隣での出没情報を入手した際、または店舗近くに出没した際は、直ちに自動ドアの電源を切り施錠することで、店内への侵入を防ぐ。
避難誘導
通行人が避難を希望された場合は店内に誘導し、安全が確保されるまで保護する。
環境美化による対策
クマを寄せ付けないため、食べかすの匂いが残らないよう駐車場の清掃を強化し、必要に応じてゴミ箱の撤去等を実施する。
野生動物撃退装置「モンスターウルフ」の試験設置
クマを店舗周辺に近寄らせない環境を目指し、威嚇音などでクマを警戒させるオオカミ型の野生動物撃退装置・モンスターウルフの実証実験をファミリーマート 日野屋黒保根店(群馬県桐生市)で実施している。期間は2026年6月17日~2027年1月15日の約7ヵ月間を予定している。
以下の機能で店舗周辺に近寄らせない環境を作る。
威嚇音と発光
50種以上の威嚇音をランダム再生し、赤色LEDと青色LEDの点滅で威嚇する。
センサー感知
赤外線センサーによる熱感知でクマの接近を感知し、装置が稼働する。
設置の容易さと耐久性
ソーラーパネル対応のため電源確保が困難な場所にも設置可能で、過酷な自然環境下にも耐える高い耐久性と防水・防塵性を保持している。
なお、周辺環境へ配慮し、推奨値より音量を下げて検証を実施している。

