元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が18日、YouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開された動画「【苦しむ阪神】交流戦で大失速…最大の要因は? 『良くも悪くも立石に振り回された…』4打席連続三振で二軍降格『◯◯すれば阪神戦は楽に戦える』阪神の現状を徹底解説!!」に出演。藤川球児監督率いる阪神が、交流戦で波に乗れなかった理由を解説した。

藤川球児監督

藤川球児監督

編成上の課題と立石正広の起用法に高木豊氏が言及

日本生命セ・パ交流戦を6勝12敗と大きく負け越した阪神。チーム打率.221は12球団中8位、チーム防御率2.80は同6位を記録するなど、打撃陣の低迷がチームの足を引っ張る形となった。

阪神が交流戦で苦戦した背景について、高木氏はまず「DHの打率が1割1分1厘というね(※動画撮影時)」と、パ・リーグ主催試合のDH枠で起用された選手たちがことごとく結果を残せなかったことに着目。「DHって本来打つためにいるポジションなのに、ここらへんが機能しないというね。昨年もそうだったと思うんだけど、DHの選手が打てない」「また、DHみたいな形の選手がいない」と指摘し、DH専任に適した選手が見当たらないという編成上の課題を挙げた。

さらに高木氏は、「立石に振り回された交流戦だったなっていうような気がする」と述べ、ゴールデンルーキー・立石正広に言及。「鮮烈なデビューを巨人戦で果たし、そこから交流戦に入っていくわけだけども、『よし、このあと立石行けるぞ!』みたいな感じで行ったのが、なかなかいい結果を出せなかったというね」と、衝撃的な1軍昇格直後の勢いを交流戦の舞台で持続させられなかったと分析した。

もっとも、高木氏は立石の高いポテンシャル自体は認めており、「まあ、でも引っ張らなきゃいけない選手だよね。やっぱり我慢はしなきゃいけない選手だよ。 それなりのものは持ってるよ」と評価。その上で、「ただ、どこを打たしたいのか、これはしっかり決めてやらないと、本人もリズムが取れなかったんだろうなとは思うな」と、ベンチの采配に苦言を呈した。

高木氏は、打順による精神面や準備の違いについて「回ってくるリズムっていうのがあるから、そこらへんはアマチュアの時からずっと3番、4番が多くてそのリズムは馴染んでるだろうけども、やっぱり1番のリズムや6番のリズムは分からないよね、なかなかね」と解説。続けて「それプラスやっぱり試合ごとにコロコロ変えてた」と言い、日替わりで打順や役割を変更し続けた首脳陣の起用法が、結果的に本人の調子を崩させたとの持論を述べていた。

【編集部MEMO】
横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズなどで活躍した高木豊氏。1985年、当時の監督である近藤貞雄さんの発案で、加藤博一さん、屋鋪要氏、高木氏というチームの俊足打者が1番、2番、3番と並ぶ「スーパーカートリオ」を結成したことでも知られる。現役引退後は、アテネオリンピック日本代表内野守備・走塁コーチや横浜DeNAベイスターズのヘッドコーチなどを務めた。YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』では、野球界ニュースの解説やゲストを招いた対談動画が公開されており、ダルビッシュ有がゲストとして登場した動画「【遂に登場!!】ダルビッシュ有が見た『大谷翔平』と『佐々木朗希』の可能性とダルビッシュの“人間力”」は300万回を超える再生数を記録している。