元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が13日、YouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開された動画「【ヤクルト徹底分析】首位から交流戦で3位まで転落…ヤクルトに一体何が起こっているのか!? 今必要なことを語ります!【プロ野球ニュース】」に出演。池山隆寛監督率いるヤクルトが、交流戦を経て失速した背景について持論を述べた。

池山隆寛監督

池山隆寛監督

交流戦以降に見られるヤクルトの変化を高木豊氏が指摘

動画公開日翌日の6月14日時点で64試合を消化し、34勝29敗1分けでセ・リーグ3位につけていたヤクルト。6月6日の日本ハム戦に敗れて首位を陥落して以降、チーム防御率3.15はリーグ4位、チーム打率.235は3位を記録するなど、開幕当初の勢いを失っている。

交流戦以降に見られるチームの変化について、高木氏は「ホームラン出なくなったな」と打者陣の長打力低下を指摘。その原因として「疲れっちゃ疲れかもわからないけども、1シーズン働いてる人間の絶対数が少ないよね」と自身の印象を述べ、「長岡、サンタナ、オスナ……このぐらいで、あとは武岡にしたってよく頑張ってるけど経験値は少ないし、内山もそうだよね。岩田もそうだし、増田もそうだし……疲労が来る頃だったよね」「1年間ずっとはうまくいかんよ」と、現在の主力にシーズンをフルで完走した経験を持つ選手が少なく、体力面で厳しい時期を迎えている現状を語った。

さらに高木氏は、選手たちの疲労が急速に蓄積した理由についても分析。「疲れが来る原因って、やったのに負けるっていうのが一番疲れるんだよね」と前置きした上で、「西武戦2試合、延長に入って引き分けと負けだよね。これはね、結構ダメージはデカかったと思うよ」と、死闘を演じながらも勝利を掴めなかった西武戦での戦いぶりに言及する。

当時の緊迫した采配を振り返りつつ、高木氏は「勝てる試合をリスクを取って勝ちに行くでしょ。これが2試合続けていい結果が生まれなかった。これはね、疲労として残るよね。勝ちだと救われるけど」と解説。続けて「そういうことを経験したことのがない選手たちばっかりだから、ダメージとして残る」と述べ、経験の浅い若い選手が多い布陣だからこそ、勝利一歩手前での惜敗や引き分けが、肉体的のみならず精神的な疲労として重くのしかかっているとの見方を示していた。

【編集部MEMO】
横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズなどで活躍した高木豊氏。1985年、当時の監督である近藤貞雄さんの発案で、加藤博一さん、屋鋪要氏、高木氏というチームの俊足打者が1番、2番、3番と並ぶ「スーパーカートリオ」を結成したことでも知られる。現役引退後は、アテネオリンピック日本代表内野守備・走塁コーチや横浜DeNAベイスターズのヘッドコーチなどを務めた。YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』では、野球界ニュースの解説やゲストを招いた対談動画が公開されており、ダルビッシュ有がゲストとして登場した動画「【遂に登場!!】ダルビッシュ有が見た『大谷翔平』と『佐々木朗希』の可能性とダルビッシュの“人間力”」は300万回を超える再生数を記録している。