
5月31日(日)の放送は「村上RADIO~霧の中のジョニー~」をオンエア。今回は村上さんのレコードコレクションの中から「ジョニー」という名前がタイトルについた曲を集めてお届けしました。
英米では、男性にいちばん多い名前と言われる「ジョニー」。今回の特集では、多彩で個性的な“ジョニー”くんたちが登場。ロックの象徴としてのジョニー、内気なジョニー、死者の声を聴くジョニー……さまざまな「ジョニー」にまつわる音楽と、それぞれの物語をお楽しみください。
この記事では、中盤1曲とリスナーメッセージについて語ったパートを紹介します。
「村上RADIO」
◆The Barney Kessel Quartet「When Johnny Comes Marching Home」
ジャズ・ギターの名手、バーニー・ケッセルが「ジョニーが凱旋するとき」を演奏します。「When Johnny Comes Marching Home」。南北戦争のときに北軍の兵士が歌った歌です。『Workin’ Out』というコンテンポラリーのレコードに入っているのですが、僕はこのLPを高校生のときに買いまして、ずいぶんみっちり聴き込みました。バーニー・ケッセル、まだ10代のフィル・スペクターにギターの個人教授をしていたんですね。スペクターの伝記を読んでいたらそんな話が出てきたんで、びっくりしました。
メールをいただきました。他人の空まめさん、63歳男性、埼玉県の方です。
<私は第1回放送から録音して聴いており、このたび村上RADIO専用にウォークマンを購入しました。スイッチ一つで聴けるのがとても快適です。DNPのCMも毎回一緒に聴いています。CMでありながら物語のようで、定年退職者の身ながら、生まれ変わったらDNPに就職したいな、などと思ってしまいます。ウォークマンつながりで質問です。以前、村上さんが用途別にiPodを複数台お持ちだとお話しされていましたが、iPod終売後は現在どのように音楽を聴かれているのでしょうか>
第1回からこの番組をずっと録音しておられるんだ。すごいですね。どうもありがとうございます。でもウォークマンってまだ売っているんですか。知りませんでした。
しかしDNP、大日本印刷の人たちもこれを聞いて、きっと喜んでおられると思いますよ。いつも工夫をこらした素敵なCMで、CMらしくないところがいいですよね。素晴らしいスポンサーです。いや、ほんとに。嘘とかじゃなくてね。
iPod、あらためて数えてみたら、大中小あわせて7個所有しておりまして、どれにもたっぷり各種音楽が入っています。だから製造中止になっても、今のところさして不自由は感じておりません。しかしiPodって、走りながら聴くのにはすごく便利なんですよね……。Mac関連に限らず最近、あって便利だったものが身の周りからどんどん消えていって、なくてもいいようなものが増えているような気がするんだけど、そう思いませんか。僕はそう感じるんだけど、あなたはいかがでしょう?
<番組概要>
番組名:村上RADIO~霧の中のジョニー~
放送日時:5月31日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/