事件現場にあったはずの遺体が、消えた――。俳優の上川隆也が、27日に放送されるフジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 ’26 夏の特別編』(21:00~)に初出演する。

  • 「遺体は一体……」

    「遺体は一体……」

『世にも奇妙な物語 ’26 夏の特別編』新作短編4本を放送

今回発表された1作品目は、上川が主演を務める「遺体は一体……」。意外にも『世にも奇妙な物語』への出演は今回が初となる上川が、ベテラン刑事役で奇妙な世界へ足を踏み入れる。

上川が演じるのは、ベテラン刑事の桜庭孝夫。物語は、桜庭が事件現場である一軒家を訪れるところから始まる。

事件現場にはすでに、後輩でもある係長・栗山道人(高橋洋)と、若手刑事・新藤玲也(樋口幸平)が到着。2階の寝室には、男女の遺体が横たわっていた。

寝室を後にした桜庭は、植え込みの中から血の付いた包丁を発見。しかし、手袋を取りに戻った寝室からは、先ほどまであったはずの女性の遺体が消えている。あり得ない事態に驚く桜庭と、遺体など最初からなかったと困惑する栗山たち。さらに、見つけたはずの凶器や階段の血痕までもが、跡形もなく消えていて……。

共演には、高橋洋、樋口幸平らが名を連ね、桜庭の同僚刑事を演じる。

上川隆也「今回のオファーは純粋に驚きました」

『世にも奇妙な物語』への出演が決まった時の心境について、上川は「これまでフジテレビさんの作品には何度も出させていただき、一つ一つが印象深くはあるのですが、『世にも奇妙な物語』の企画は今までご縁がなく、お声は掛からないものだと思っていたので、今回のオファーは、純粋に驚きましたし意外でした」とコメント。

台本を読んだ感想については、「今回、刑事役ですが、今までさまざまな作品で務めてきた刑事モノにはない要素があって、『世にも奇妙な物語』ならではの事件に描かれているのが新鮮でした」と語る。

さらに、「これまで演じてきた刑事をどう活かしていこうかと、創意工夫の意欲を掻き立てられるように感じました」と、役への思いを明かした。

髙橋洋・樋口幸平との現場「実に楽しかった」

主人公・桜庭を演じた撮影について、上川は「とても楽しかったです」と回顧。共演した髙橋、樋口について、「作品にとてもいい味を持ち込んでくださって、3人でのお芝居もやりとりも実に楽しかった」と振り返る。

撮影期間は長くなかったというが、「その濃密さゆえにあっという間にお二方とも距離が縮まって、いい意味で遠慮や距離感のないドラマ作りに臨めたと思います」と手応えを語った。

視聴者に向けては、「精一杯みんなで知恵を出し合って作った作品ですので、ぜひその熱意をお受け取りください」と呼びかけている。

演出・紙谷楓氏「混沌過ぎる奇妙な世界をお楽しみください」

本作の演出を務める紙谷楓氏は、タイトル「遺体は一体……」について、「『一体』とは、遺体の数なのか、それとも『いったいどうして?』という意味なのか」とコメント。

さらに、「結局どんな話なのか、ホラーなのかミステリーなのか、主演の上川隆也さんは何者なのか、あまりにも混沌過ぎる奇妙な世界をお楽しみください」とメッセージを寄せた。

【編集部MEMO】
上川隆也は、中央大学経済学部在学中の1989年に演劇集団キャラメルボックスに入団。1995年、NHK70周年記念日中共同制作ドラマ『大地の子』で主役の「陸一心」役に抜てきされる。『青の時代』でザ・テレビジョン最優秀助演男優賞を受賞。 日刊スポーツ ドラマグランプリでは第2回から4年連続で助演男優賞を受賞。 2006年のNHK大河ドラマ『功名が辻』では山内一豊役で主演を果たした。

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