「こいつ、5人殺してる!」――横山裕主演、関水渚共演のカンテレ・フジテレビ系ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』(7月1日スタート、毎週水曜23:00~)が放送される。殺人鬼に触れると“殺した人数”が見える女性と、復讐に取りつかれた一匹オオカミ刑事が、日常に紛れるシリアルキラーを追う。

  • (左から)関水渚、横山裕

    (左から)関水渚、横山裕

カンテレ×テレ西の新ドラマ枠「水ドラ★イレブン」第1弾

7月より、カンテレ・フジテレビ系の水曜23時に、全国ネット連続ドラマ枠「水ドラ★イレブン」が新設される。同枠は、カンテレとテレビ西日本の共同著作という座組の新たなドラマ枠だ。

第1弾となる本作は、講談社『good!アフタヌーン』で連載中の漫画『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』(原作:伊口紺/漫画:中村優児)を実写化するバディサスペンス。人と群れない一匹オオカミの刑事と、殺人鬼に触れると“殺した人数”が見える特異な能力を持つ女性が、それぞれ大切な人を奪われた復讐のため、秘密裏にバディを組み、日常に紛れる猟奇的な連続殺人鬼=シリアルキラーと対峙(たいじ)していく。

横山裕、6度目の刑事役で“復讐を優先する男”に

フジテレビ系連続ドラマ初主演となる横山が演じるのは、生活安全課の巡査部長・磯貝史郎。人と馴れ合うことを好まない、クールな一匹オオカミで、かつては刑事課のエースだった。しかし、婚約者の川田梓が失踪し、猟奇殺人犯に殺害されたと確信したことで、生活安全課へ異動。行方不明者の情報を手に入れ、梓を殺害した犯人にたどり着くためだった。

以来、連続殺人事件の現場には必ず顔を出し、「梓を殺した犯人を見つけたら殺す」と、刑事としての正義よりも復讐を優先させ、危険な橋を渡っている。

横山はこれまで、『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』での東海林泰久役や、『絶対零度』シリーズの山内徹役など、刑事役でも存在感を発揮してきた。今作で演じる磯貝については、「最近は、情報操作などを駆使してスマートに犯人を追い詰める役どころが多かったのですが、今回の磯貝はどちらかというと『昭和気質』で、足で稼ぐタイプの泥臭い人物」と説明。「そういう部分も非常に魅力的で楽しみです」と期待を語る。

一方で、磯貝のトレードマークが革ジャンであることに触れ、「夏の撮影なのでそこだけが心配ですが(笑)、全力で挑みたいと思います」と意気込んでいる。

関水渚、“殺した人数”が見える第六感女子に

関水が演じるのは、大切な人を殺した連続殺人鬼を見つけ出すため、あえて自分がターゲットになるよう仕向けてシリアルキラーを探す女性・黒井ヒナタ。彼女には、殺人犯に触れると、その人物がこれまでに“殺した人数”が数字として見えるという、奇妙で過酷な「第六感」が宿っている。

本来は人当たりが良く明るい性格だが、特殊な力ゆえに、すぐには人を信用しないつかみどころのないタイプ。目的を同じくする磯貝と出会い、復讐のための危ういバディを組むことになる。

ヒナタは、シリアルキラーを誘い出すため、過去の失踪者たちの共通点を分析し、彼らの理想のターゲットになりすます。ティッシュ配りのバイトから華やかな夜の女性まで、髪型やファッションを自在に変えて街に紛れ込む“命がけの七変化”も見どころとなる。

関水は「続きが気になって一気に読んでしまいました。ヒナタは、大切な人を奪われたという過去を抱えて生きているのですが、それを感じさせない明るさを持っている、とても魅力的なキャラクターです」とコメント。「演じるのが今から本当に楽しみです」と話している。

横山「ストーリーがめちゃくちゃ面白くて続きが気になりました」

原作・脚本を読んだ感想について、横山は「シンプルに、ストーリーがめちゃくちゃ面白くて続きが気になりました。読み始めたらどんどん物語に引き込まれてしまって」と回想。「とにかく話の筋がしっかりしているので、ぜひ原作も読んでいただきたいですね。ドラマ版はオリジナルの結末を考えているようなので、僕も楽しみです」と語った。

初共演となる関水については、「関水さんはいつも笑顔でニコニコされているので、現場がすごく和みます。その笑顔に僕も助けられています」と印象を明かし、「原作のファンの方も多い作品ですし、ヒナタがどうやって犯人を見つけるのか、あの印象的なシーンがどう映像化されるのか、僕も一視聴者としてワクワクしています」と期待。「出演者・スタッフ一丸となって良い作品をお届けしたいと思いますので、まずは第一話、見ていただけたら嬉しいです!」と呼びかけた。

関水渚「横山さんは……とにかく面白い方です!」

関水は本作の注目ポイントについて、「タイトル通り、シリアスなシーンもありながら、磯貝刑事とヒナタの凸凹感や、ユーモラスな場面まで緩急のある展開を楽しんでいただけると思います!」とアピール。「ヒナタの猪突猛進なところと磯貝さんのカッコいいシーンがたくさんあるので注目していただきたいです」と語る。

横山の印象については、「横山さんは……とにかく面白い方です!」と即答。「ずっとテレビで見ていた方なので、実は今も緊張しているのですが(笑)、現場を引っ張ってくださる心強い存在です」と信頼を寄せ、「復讐というシリアスな目的を持ちつつも、楽しんでいただける要素が詰まった作品になると思います。チーム一丸となって頑張りますので、ぜひご覧ください」とメッセージを送った。

ドラマ版ならではの“オリジナルの結末”も

原作は現在も連載中のため、ドラマ版ではオリジナルの結末が用意されている。磯貝の婚約者は本当に亡くなったのか、犯人は誰なのか。そして、ヒナタの大切な人、過去に隠された真実とは――。次々と現れる猟奇的で異様なシリアルキラーたちとの攻防の果てに、2人がたどり着く終着点が描かれる。

原作の伊口氏は「もし、人を殺したことのある人間がわかる少女がいたら――」という発想から本作が生まれたと説明。「磯貝は、冷静さと荒っぽさ、優しさと危うさを併せ持つ難しいキャラクターですが、横山さんならではの存在感によって、原作以上に魅力的な人物として躍動してくれると確信しております」と期待する。

漫画を手がける中村氏も「『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』は、『あなたの近くにも、もしかしたらシリアルキラーが潜んでいるかも知れない』、そんなお話です。ぜひ楽しんでみていただけると幸いです」とコメントした。

【編集部MEMO】
カンテレ制作の23時台ドラマ枠は、2023年4月から25年12月まで「火ドラ★イレブン」で、11作品が放送された。