「仮面ライダー生誕55周年記念映画」であり、新シリーズ「KAMENRIDER CHRONICLE」第1弾となる『アギト―超能力戦争―』(監督:田﨑竜太)の大ヒット御礼、そして5月22日より始まる「4DX」の先行上映記念舞台挨拶が2026年5月16日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、主演の要潤、賀集利樹と田﨑竜太監督、エグゼクティブプロデューサーの白倉伸一郎氏が登壇。画面に連動して座席が動くほか、風、水、といった特殊効果が仕込まれた体感型上映システム=4DXのおすすめポイントなどを語った。

  • 左から、田﨑竜太監督、山崎潤、賀集利樹、要潤、藤田瞳子、柴田明良、白倉伸一郎エグゼクティブプロデューサー

    左から、田﨑竜太監督、山崎潤、賀集利樹、要潤、藤田瞳子、柴田明良、白倉伸一郎エグゼクティブプロデューサー

映画『アギト―超能力戦争―』は2026年4月29日から全国劇場にて公開中の映画作品で、仮面ライダー映画の新シリーズ「KAMENRIDER CHRONICLE」第1弾。そして「仮面ライダー生誕55周年記念」および「仮面ライダーアギト25周年記念」作品でもある。本作は公開初日から興行収入1億円を突破し、各地で満席が相次ぐロケットスタートを切った。この大ヒットを受ける形で、5月22日より全国劇場にて期間限定で、「4DX上映」が行われることとなった。

  • 5月22日より始まる4DX上映劇場では、入場者プレゼントとして「4DXビジュアルカード」が配布

    5月22日より始まる4DX上映劇場では、入場者プレゼントとして「4DXビジュアルカード」が配布

  • 仮面ライダーG7の装着者・氷川誠を演じる要潤さん

    仮面ライダーG7の装着者・氷川誠を演じる要潤さん

  • 仮面ライダーアギトに変身する津上翔一役・賀集利樹さん

    仮面ライダーアギトに変身する津上翔一役・賀集利樹さん

  • テレビシリーズ『仮面ライダーアギト』でもメイン監督を務めた田﨑竜太監督

    テレビシリーズ『仮面ライダーアギト』でもメイン監督を務めた田﨑竜太監督

  • エグゼクティブプロデューサー・白倉伸一郎さん

    エグゼクティブプロデューサー・白倉伸一郎さん

4DX上映後、4人の登壇者による舞台挨拶が行われた。MCを務めたのは、本作でプロデューサーを務めた𠮷川史樹氏。

  • 4DX上映の期待がふくらむ賀集さん、そして要さん

    4DX上映の期待がふくらむ賀集さん、そして要さん

要は4DX上映について「『アギト―超能力戦争―』の迫力が、倍増して感じていただけると思います。いたるところに田﨑監督の演出が入っていますので、楽しんでください」と、座席の揺れや振動、水やエアーが噴出するギミックの楽しさをアピール。そして賀集は「僕と要はまだ4DX上映を観ていませんので、詳しいことは何も話せません。ぜひ観たいですよね~」と要と目を合わせながら、自分たちも早く4DXを体験したいと語った。

映画大ヒットについて、要さんは「これまでに何度か舞台挨拶をさせていただきましたが、どの回も満席で、大ヒットの予兆を最初から感じていました。嬉しい限りです」と、観客の熱気を確かな手ごたえとして感じていたことを明かした。賀集は「感謝のひとことに尽きますね。お客様の表情から、25年間アギトを愛してくださっていることがわかります。みなさん、あと100回くらい観てください!」と、ファンへの熱烈な感謝を示し、さらなる応援を呼びかけた。

  • 要さんから白倉さんへ、最新のGシステム「G7」についての質問

    要さんから白倉さんへ、最新のGシステム「G7」についての質問

ここで要から白倉氏へ、映画で氷川誠が装着を行う「仮面ライダーG7」のユニークなギミック(小型ドローンがアーマーを輸送し、氷川の全身に装着される)がいかにして生まれたか、という質問が投げかけられた。白倉氏は「私のアイデアなんです。デザイナーさんが描かれたG7の各部にネジのようなパーツがあるのを見て、この部分の一個一個がドローンになり、アーマーを運んで飛んでくるというのはどうですか? と提案したら、それで決まりとなりました。瞬時の思いつきで当初と違う指示を出したのは申し訳なかったんですけど、まあ結果オーライかなと思っています」と、『仮面ライダーアギト』テレビシリーズの「G3-X」から25年の歳月が過ぎ、最新鋭の技術を見せたいという思いがあったことを明かした。

  • 25年前の「Gトレーラー」について、思い出を語る田﨑監督

    25年前の「Gトレーラー」について、思い出を語る田﨑監督

25年前の「G3」および「G3-X」は、警視庁の小沢澄子(演:藤田瞳子)や尾室隆弘(演:柴田明良)が乗り込んで氷川をサポートする「Gトレーラー」が活躍したが、今回の映画ではVRゴーグルの使用により、場所を選ばずどこからでもGシステム(G3、G3-X、G6、G7)のオペレーションを行うことが可能という設定になった。田﨑監督はGトレーラーのことをふりかえり「白倉さんが苦労して、ベース車輛(ベンツ)を借りてきてくださいました」と話すと、白倉氏は「カタログを見ながら『この色がいいですね』と言ったら『この色の車は日本にはないです』と言われたので『じゃあドイツから持ってください』とお願いしました」と、理想のGトレーラーを具現化するべく妥協なき姿勢で取り組んでいたことを打ち明け、周囲をうならせた。

  • 田﨑監督が推す、4DX上映のおすすめポイントは?

    田﨑監督が推す、4DX上映のおすすめポイントは?

4DXのギミックに関しては、どのシーンに連動して座席を動かすか、どのタイミングで水を噴出させるかなどについて、田﨑監督が監修を務めている。本作のギミックでどんな部分がおすすめポイントか、と尋ねられた田﨑監督は「最後に氷川/G7が渾身の力を込めてライダーキックを決めるところ、あそこでは観客のみなさんが氷川の受ける衝撃を味わえるのではないでしょうか。かなり激しいやつが背中に来たと思います」と、すでに4DX上映を体感した直後の客席に向かって、ひときわ強い衝撃のあるクライマックスシーンについて言及し「目で観るよりも、背中で感じる映画になっています」と強くアピールした。

また要は、劇中で北條透(演:山崎潤)が鉄製のガードフェンスに巻かれて苦悶するシーン、通称「北條巻き」に連動して、客席のシートが圧迫されるギミックのアイデアを提案したが、賀集から「一席ずつ、巻かれる仕掛けを作るのはたいへんでしょう(笑)」とツッコまれる結果となった。

  • 「2026年はアギトイヤー」と語る要さん

    「2026年はアギトイヤー」と語る要さん

すでにインタビューなどで明かされているが、本作の制作が実現したきっかけは、要、藤田、山崎、柴田の「警視庁チーム」キャスト4人からの「逆オファー」だったという。これについて要は「これまで25年間、みんなで集まって『アギト』の撮影の思い出話とかをよくしていましたけど、新しく作品を作ろうという話題にはなりませんでした。今回、不思議といろんなタイミングが重なって、新作映画が実現しました。そして偶然にも『真アギト展』が同時期に開催され、2026年は『アギトイヤー』になりましたね」と、『仮面ライダーアギト』25周年という節目の年ならではの、記念映画、記念イベントが重なったことへの喜びを表した。

  • 警視庁チームの3人が花束を持ってサプライズ登場

    警視庁チームの3人が花束を持ってサプライズ登場

ここで、映画の大ヒットを祝して3人のキャスト(藤田瞳子、山崎潤、柴田明良)が花束を手にしてステージに現れるというサプライズ演出が行われた。しかし、本作の舞台挨拶や『真アギト展』関連イベントなどで、要や賀集は何度も藤田、山崎、柴田と会っていることもあって、あまり驚いた様子は見られなかった。「サプライズっていったら、君たちが出て来るんだから……」という要、そして賀集の薄いリアクションを見て、藤田が「もうちょっとビックリしてよ」と苦笑する場面も見られた。山崎はこの状況を予測していて「僕ら、最近は週に2,3回のぺースで会っていますからね。3人で話してはいたんです。たぶんこの2人(要、賀集)は驚かないよって(笑)」と笑顔で語った。

  • 山崎潤さん(中央)

    山崎潤さん(中央)

  • 藤田瞳子さん、柴田明良さん、白倉さん

    藤田瞳子さん、柴田明良さん、白倉さん

  • 「テレビシリーズでいちばんたいへんだったこと」について語るみなさん

    「テレビシリーズでいちばんたいへんだったこと」について語るみなさん

藤田、山崎、柴田が加わったところで、観客のファンから「テレビシリーズでいちばんたいへんだったことは何ですか」という質問が寄せられた。

山崎は「G3の離脱です」と第10話の名シーンを挙げ、「とにかく寒くて……」と、当時の過酷な撮影をふりかえった。柴田は「す、すごい、氷川さん! というリアクションの芝居をしていたとき、田﨑監督から『リアクションがアメリカン』と言われました。それは薄かったのか、それともオーバーだったのか?」と、監督の真意をつかめなかったことがたいへんだったと明かした。藤田は「私は尾室のNGにつきあうのがたいへんでした(笑)」と笑顔で話し、警視庁チームの仲の良さをうかがわせる軽妙なやりとりで客席を笑いに包んだ。3人の会話を受けて、要は「警察幹部のNGにつきあうのがたいへん」と、ベテラン勢の俳優諸氏が、G3ユニット関連の複雑な専門用語を交えたセリフに苦戦していたことをそっと明かして、藤田から「こらこら!」とたしなめられていた。

賀集はテレビシリーズの苦労話として「朝イチから富士山のふもとでロケ撮影があったのですが、アギトのアクションシーンの撮影が押して押して、(翔一の)撮影をせずに帰ったことがありました」と、早朝から待機していたものの、撮影しないまま終わったときのことをふりかえった。

  • 賀集さん「これからもアギトを愛してください!」

    賀集さん「これからもアギトを愛してください!」

最後の挨拶で賀集は「アギトという作品は、演者・作り手だけのものではなく、ファンのみなさまひとりひとりの心の中で大きくなったんだなあと感じています。これから50周年、75周年など、あるかもしれませんが、みなさんがずっと『アギト』を愛してくだされば幸いでございます!」と万感の思いをこめつつ挨拶した。

  • 要さん「110歳まで仮面ライダーをやります!」

    要さん「110歳まで仮面ライダーをやります!」

要は「最初に映画をやろうとみんなで話したとき、ここまで多くの方々に観ていただけるようになるとは、想像もつきませんでした。これもひとえに、応援してくださったみなさんのおかげです。ここで僕から重大発表があります。仮面ライダー、110歳までやります! これからもあたたかい応援のほど、よろしくお願いいたします!」と、以前の舞台挨拶で宣言した「100歳まで」を10年延長し、110歳まで仮面ライダーをやると力強く語って、にこやかな笑顔を見せた。

『アギト―超能力戦争―』はただいま全国劇場にて大ヒット公開中。

(C)2026『劇場版アギト』制作委員会 (C)石森プロ・東映