今、さまざまな社会課題が上がっているが、最も身近とも言えるのが「食品ロス」──。
お笑いコンビ・オードリーの若林正恭がMCを務めるテレビ東京系経済番組『アンパラレルド~ニッポン発、世界へ~』(毎週水曜23:06~)が13日に放送され、SNSでは、「問題は知っていたけど、深刻すぎるな」「この『逆止弁』という特許技術は、派手には見えないけど、食品ロスをなくせる明るい未来が見えてきた」といった声が上がっている。
神奈川県の食品リサイクル工場に取材に行くと、ご飯にパン、そして麺、まだ食べられそうな食品がたくさん捨てられ、豚の飼料などになっていた。もちろん、誰も余らせたくないのだが、スーパーやコンビニの売り場にモノがなくなる「欠品」を恐れ、必要以上に弁当やおにぎりを作るのが原因なのだという。
そんな食品ロスを減らすために立ち上がったのが、今回のゲスト、東京・世田谷区にあるスタートアップ企業「インターホールディングス」だ。彼らは、自らが開発するのではなく、“価値ある埋もれた技術を社会実装する”をキーワードにしている。
つまり、他の人が持つ特許などを継承し、製品化しようとしているのだ。
その挑戦の第1弾が、“真空の特許技術”。これは、逆止弁というもので、大きさはわずか数センチ。見た目は、哺乳瓶の先のよう。NASAのアポロ計画のロケット開発に活用された技術を応用し作られたものだという。
これを付けた袋に水分や食品をいれると、最大99.5%の真空率で保存でき、コメなら半年間、新米のような状態、オリーブオイルなら10カ月程度酸化しないでいられると、インターホールディングスの山口社長は言う。
スタジオでは、実際にコメを最大99.5%の真空状態にするため、MCの若林が作業してみる。誰でも簡単にできるのが、この逆止弁の“売り”。家庭や飲食店、コメの販売店などが、これをすることで食品ロス削減を目指していくという。
逆止弁の見た目は非常に小さく、哺乳瓶のおしゃぶり部分のような形をしている。これにX(Twitter)では、「画期的だ!」「地味に見えるけど、ここにすごい技術が入っているんだな」「なるほど。逆止弁の仕組みは、横隔膜みたいなものなのかな」「油とか気づいたら悪くなってるからね。これが日常に普及したら生活変わりそう」「これを使うと牛乳が1ヶ月ももつってすごい!」「日本酒でもそんなに違いが出るのか」など驚きのコメントが多く見られた。
そのほか、「0から1を創り出すって実はすごいこと」「簡単そうなものほど難しいものはない。なんでそうだ」「備蓄米にも使える未来があると聞くと、米不足の問題も少し前にあったし、なんだか明るい未来が見える」「食品ロスはよく聞くけれど、よく考えると本当に社会問題だな。この発明がその改善に役立つとしたら、ものすごい製品だよ」と、その発想や技術のすごさに感銘を受けた人も散見された。
この放送は、TVerで見逃し配信されている。
【編集部MEMO】
次回20日の放送は、「スマホの充電は2週間に1回でOK!? 世界が注目する超省エネ半導体の実力」をテーマに、東北大学発のスタートアップ「パワースピン」が登場。スピードに優れた「電気の性質(エレクトロニクス)」と、電源を切っても情報を忘れない「磁気の性質(スピン)」を融合させた、究極の“いいとこ取り”技術という「スピントロニクス省電力半導体」が紹介される。
