坂口健太郎が、海外共同製作プロジェクトによるフジテレビ系ドラマ『kiDnap GAME』(10月スタート、ゴールデン・プライム帯放送)で、4年ぶりにフジドラマへ主演としてカムバックする。
演じるのは、最愛の妻を誘拐され、アジア7都市を巻き込む“命懸け”のゲームに参加させられる刑事・新出敏郎。すでに18の国と地域で放送・配信が決定している大型プロジェクトで、坂口は「アジアの複数都市を舞台にしていることや、いろんな場所でいろんな人の想いが交錯するのが面白い」と期待を語っている。
本作は、香港、韓国のパートナー会社とともに、日本と海外複数都市で撮影が行われる大型プロジェクトドラマ。すでに18の国と地域で放送・配信が決定している。
物語は、アジア7都市で同時多発誘拐事件が発生するところから始まる。舞台となるのは、東京、ソウル、台北、シンガポール、バンコク、那覇、マニラ。世界中で事件がセンセーショナルに報道される中、被害者の家族のもとに「愛する人を救うために、どこまでできますか?救われるのは一人だけ」というメールが届く。
坂口健太郎、最愛の妻を誘拐された刑事役
ゲームの出場者には、それぞれ異なる指令が出され、大切な人を救うためには、他の出場者より先に指令をクリアしなければならない。国籍も経歴も宗教も違う7人は、なぜゲームの出場者になってしまったのか。このサバイバルゲームを主催しているのは誰なのか。そして、その目的とは――。
坂口が演じる新出敏郎は、正義感が強く、高い検挙率を誇る優秀な刑事。犯人逮捕のためなら危険を顧みず、時には無謀とも思える行動に出る人物だ。学生時代の同級生と結婚し、夫婦そろって忙しくしながらも幸せな生活を送っていたが、アジア7都市同時多発誘拐事件により、最愛の妻を誘拐されてしまう。
新出に課せられた指令は「事件の首謀者を確保すること」。妻を救うため、極限状態の中で“命懸け”のゲームに挑むことになる。
「これ本当に撮れるのかな」
坂口がフジテレビドラマに出演するのは、杏とW主演を務めた『競争の番人』以来4年ぶり。出演オファーを受けた時の心境について、「正直なことを言うと、最初は規模感やドラマの世界感を聞いて、“これ本当に撮れるのかな”と思いました」と振り返る。
一方で、台本の打ち合わせを重ねる中で作品が現実味を帯びていったといい、「今は配信作品も増えて国の垣根が低くなってきているとは思いますが、それでもアジアの複数都市を舞台にしていることや、いろんな場所でいろんな人の想いが交錯するのが面白いなと思いました」と語った。
新出という役柄については、監督から“怒り”の感情を象徴的に描きたいと言われたという。しかし坂口自身は「怒りって自分の中にあまり持っていなくて」と明かし、「声を荒げたり体の動きで怒りの表現ってわかりやすく簡単に見えるけど、静かな怒りを連続ドラマで持続させなければならないし、その中にも新出が抱える悲しみも見せなければならないので、難しい挑戦だなと思いました」と語る。
海外俳優との共演「良い状態の現場に」
役作りでは、捜査で走り回ったり戦ったりするシーンに備え、体重を増やし、トレーニングも行ったという坂口。シリアスな場面が多い作品だからこそ、現場の空気作りも意識した。
「今回は海外の俳優の方々とのお芝居もあるので、言葉の壁があるからこそ、彼らが現場に入って来たときには、良い状態の現場にしておきたいなと常に思っていました」と話し、「張り詰めすぎていない、柔らかい空気がある現場であるよう心掛けていました」と明かした。
視聴者に向けては、「こういう新しさのある作品を、日本で作って生み出すことって、大げさかもしれませんが大きな一歩だと思っています」とコメント。「難易度の高い挑戦ではありますが、挑戦的な作品に携われるのはとてもありがたいと思います。極限状態で見える人の感情を描きながら、ダイナミックな映像も見られると思いますので、楽しみにしていただけたらうれしいです」と呼びかけた。
プロデューサー「最初に思い浮かんだのが坂口さん」
プロデュース・演出を務めるフジテレビの加藤裕将氏は「坂口さんとは、いつかご一緒したいと思っていましたし、今回、この企画が成立した時に、最初に思い浮かんだのが坂口さんでした」と起用理由を説明する。
「海外でも活躍されている世界レベルの俳優であること」だけでなく、「新出敏郎というキャラクターをともに作っていきたい」と感じたことが大きかったという。クランクイン前から坂口と何度もディスカッションを重ねたそうで、「一瞬たりとも気が抜けない過酷な状況の中で、必死に愛する人を助けるために、非情なゲームに立ち向かう坂口さんの姿はまさにイメージしていた新出敏郎でした」と手応えを語る。
さらに、「ラストの坂口さんの圧巻の芝居が今でも脳裏に鮮明に焼き付いています」と期待を込めた。
今回、ティザービジュアル第2弾も公開。坂口演じる新出が、黒幕を捕まえる強い意思を感じさせる表情を見せている。
【編集部MEMO】
演出・プロデュースのフジテレビ加藤裕将氏は、この企画を3年前に立ち上げたと説明。「韓国の『イカゲーム』のようなグローバルヒットを日本でも、そしてフジテレビでも作りたい」という思いが原点にあったという。アジア7都市で同時誘拐事件が起こるというスケールの大きな物語を実現するため、香港のMakerVille社、韓国のSimStory社とタッグを組み、出資だけでなく現地撮影の協力も受けている。
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