京浜急行電鉄は11日、今年度の鉄道事業設備投資計画を発表した。車両関係について、1000形の代替新造として2026年度に計24両を導入するほか、全車両への車内防犯カメラ設置も今年度中に完了するとしている。

  • 1000形代替新造車両イメージ

    1000形代替新造車両イメージ

代替新造する1000形は、4両編成4本と2両編成4本の計24両。今後の輸送需要に見合った効率的かつフレキシブルな車両編成ができるように、2両編成を導入することとした。あわせて近年の電車内における傷害事件発生を踏まえ、通信機能付き防犯カメラの全車両への設置を進める。地上側からリアルタイムに車内映像を確認できるしくみとし、車両側のカメラ映像をLTE回線とクラウドを介して地上側のパソコンで確認する体制とする。

車両関連ではその他、既存の1000形20両(8両編成1本、4両編成3本)を対象に車体更新も行う。車いす・ベビーカー利用者や大きなトランクを持つ利用者が快適に乗車できるように多目的スペースを設置するほか、非常通話装置の増設、固定窓の一部開閉化などを実施する。

  • 車内防犯カメラ設置イメージと通信イメージ

    車内防犯カメラ設置イメージと通信イメージ

2026年度の設備投資計画全体としては、安全対策の強化に約203億円、ユニバーサルで快適な輸送サービスの提供に約137億円、環境負荷低減に向けた取組みに約8億円、将来の成長に向けた投資に約101億円を充てる。具体的な内容として、他にも品川駅付近連続立体交差事業の推進、踏切安全対策の強化、自然災害への対策、ホームドア設置工事、駅改良工事、駅・車両照明設備のLED化、羽田空港第1・第2ターミナル駅引上線新設工事、泉岳寺駅改良工事、自動券売機・自動精算機の更新やQR乗車券等の次世代システム導入などを推進するとしている。