テレビ画面を注視していたかどうかが分かる視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、3日に放送されたNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』(総合 毎週日曜20:00~ ほか)の第17話「小谷落城」の視聴分析をまとめた。
大軍を率いて再び虎御前山へ
最も注目されたのは20時18分で、注目度80.5%。織田信長(小栗旬)が朝倉・浅井を攻めるために虎御前山に陣を構えるシーンだ。
徳川家康(松下洸平)を破り岐阜へ迫りながらも突如、甲斐へ引き返した武田軍。九死に一生を得た信長はこの機を逃さず、第十五代将軍・足利義昭(尾上右近)の籠城する山城・槇島城へ攻め込んだ。義昭にはもはや抵抗する力は残っておらず、信長は京から義昭を追放し、十五代続いた室町幕府はここに滅亡した。
武田家・足利将軍家という脅威を退けた信長は、大軍を率いて再び虎御前山へと進軍する。「待たせたのう、長政。すぐに楽にしてやる」冷ややかな声でつぶやく信長。織田と朝倉・浅井の運命を懸けた決戦が今始まろうとしていた。
「愛憎入り混じった複雑な感情を感じる」
信長と長政(中島歩)の最後の戦いに視聴者の注目が集まったと考えられる。
武田軍の撤退、義昭の追放により信長包囲網は崩壊した。1570(永禄13)年の金ヶ崎の退き口から3年、ついに信長は虎御前山に戻ってきた。浅井の勢力を削ぐため宮部城主・宮部継潤(ドンペイ)を調略した信長は、他にも山本山城主・阿閉貞征などの浅井家重臣を寝返させるのに成功していた。丸裸となった小谷城。浅井家の命脈はもはや風前の灯火だった。
SNSでは「口は笑ってるのに目が笑ってなくて真っ黒な信長、ヤバイな」「長政への呼び方に愛憎入り混じった複雑な感情を感じる」「信長包囲網、あれだけの勢力が団結したのに結局勝てなかったの考えると信長さますごすぎる」と、幾多の困難を跳ね除けた信長に多くのコメントが集まった。
史実では、小谷城の戦いでは織田軍が約3万に対して浅井軍は約5千という戦力だった。物量で圧倒する戦略は信長の基本方針。この戦いで藤吉郎は本丸と小丸をつなぐ京極丸を夜襲で占拠するという大きな戦果を挙げている。

