東京メトロは現中期経営計画の2年目となる2026年度、鉄道事業において総額993億円(新線建設除き823億円)の設備投資を実施すると発表した。2031年度までに銀座線、日比谷線、千代田線でワンマン運転の導入をめざすこともあわせて発表された。

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    東京メトロ千代田線の車両16000系。JR常磐線や小田急線にも乗り入れる

同社は安全確保を前提としつつ、新技術の導入による輸送システムの変革を推進。自動運転の取組みとして、丸ノ内線で2027年度下期に「GOA 2.5(係員付き自動運転)」の一部導入をめざすとしている。ワンマン運転(「GOA 2」相当)については現在、9路線中4路線(丸ノ内線、有楽町線、南北線、副都心線)において全線で実施しており、今後は2031年度までに銀座線、日比谷線、千代田線で導入をめざす。千代田線は北綾瀬~綾瀬間を往復する3両編成の列車でワンマン運転を導入済みだが、2031年度以降、全線でワンマン運転を行う計画となった。

その他、保全業務の最適化を目的としたCBM(状態基準保全)や、高い遅延回復効果を発揮できるCBTC(無線式列車制御システム)などの導入も進める。CBMに関して、2026年度は日比谷線と千代田線で転てつ機の状態を常時監視し、不具合の予兆を検出するシステムを導入予定であることに加え、東西線で営業車両を用いた線路設備モニタリングシステム(2024年度に千代田線で導入済み)の導入に向けて推進するとしている。

  • <!-- Original start --></picture></span>東京メトロ日比谷線の車両13000系。東武スカイツリーラインにも乗り入れる<!-- Original end -->

    東京メトロ日比谷線の車両13000系。東武スカイツリーラインにも乗り入れる

CBTCシステムについては、すでに導入済みの丸ノ内線で朝ラッシュ時間帯の定時運行性向上が確認できたとして、2026年度に日比谷線、2028年度に半蔵門線へ導入予定。相互直通運転を行う他の鉄道事業者とも連携し、CBTCシステムの仕様共通化を進める。