インフレ傾向がますます強まり、現金の価値が目減りしていく中で、投資によって資産を防衛していこうという方も多いかと思います。その場合、オルカンなどの定番商品が選ばれていますが、成長率という点で注目したいのが、これまでテーマ型投資の中でも比較的高いパフォーマンスを示してきた宇宙関連分野です。

そこで今回は、SBI証券投資情報部のシニア・ファンドアナリスト・川上雅人さんに、好成績の宇宙関連株式ファンドを紹介してもらいます。

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好成績を上げているテーマ「宇宙」 その要因は?

「宇宙」という投資テーマは、株式市場においてこれまでも度々注目を集め、テーマ型投資の中でも相対的に高いパフォーマンスを示してきました。背景には、次のような構造的な変化があります。

・人工衛星の活用分野が通信、測位、観測などへと拡大
・打ち上げコストの低下により、民間企業の参入が加速
・宇宙ビジネスが研究開発段階から実用化・事業化の局面へ移行

こうした変化は、宇宙関連企業の株価動向にも表れており、テーマ型インデックスファンドの代表例である「eMAXIS Neo」シリーズを見ても、こうした傾向は確認できます。AIを活用して各テーマに関連する企業群を抽出する同シリーズは多様なテーマを網羅していますが、宇宙開発をテーマとしたファンドは、1年・3年といった期間でシリーズ内上位のパフォーマンスを記録するなど、数あるテーマの中でも市場から継続的に評価されてきた分野といえるでしょう(図表1)。

  • 図表1 テーマ型インデックスファンド「eMAXIS Neo」シリーズの3年リターンランキング (2026年4月15日基準)※三菱UFJアセットマネジメントのホームページより抜粋、リターンは累積、eMAXIS Neo AIテクノロジーは運用期間3年未満のためランキングから除外、上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません

    図表1 テーマ型インデックスファンド「eMAXIS Neo」シリーズの3年リターンランキング (2026年4月15日基準)※三菱UFJアセットマネジメントのホームページより抜粋、リターンは累積、eMAXIS Neo AIテクノロジーは運用期間3年未満のためランキングから除外、上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません