トレジャープロモートが運営する「株の学校ドットコム」は6月9日、「株式投資の学習に関する実態調査」の結果を発表した。調査は2026年3月16日、全国の20代〜70代の個人投資家(学生を除く)800人を対象にインターネットで行われた。
株式投資の話し相手、トップは「家族」
「株式投資について普段、誰と話しますか?(情報交換など)」と尋ねたところ(複数回答)、最も多かった回答は「家族」の45.1%だった。およそ半数の人が、家族との間で株式投資についての会話をしているようだ。
2番目に多かったのは「友人・知人」の29.4%で、次いで「証券会社や銀行などの営業担当者」の21.2%となった。 お金にまつわるデリケートな話題ということもあってか、多くの人が、より信頼の置ける身近な人、あるいは、専門的な立場にある相手に相談する傾向にあるようだ。
「家族」が6割の女性に対し、男性は「友人」が上回る
この結果について性別で比較したところ、全体的な傾向とは異なる特徴が見えてきた。
男女差が最も顕著に現れたのは「家族」。株式投資について家族と話すと回答した女性は58.1%に達したのに対し、男性は32.1%に留まり、その差は26.0ポイントと極めて大きくなった。女性は、家計管理などの一環として家族と情報共有している人が多いのに対し、男性では7割近くの人が株式投資について家族と話していないようだ。
そんな男性で最も回答率が高かったのは「友人・知人」(33.3%)で、「家族」を上回った。「職場の人(上司や同僚)」(20.8%)や「AI(ChatGPT、Geminiなど)」(15.0%)と回答した人の割合も、女性に比べて高い数値を示している。男性の場合、より客観的な意見を知りたいという思いから、むしろ家族以外の相手を選ぶ傾向にあるのかもしれない。
初心者は「家族」だが、若年層は幅広く意見収集
株式投資の経験年数別に見てみると、3年未満の初心者では「証券会社や銀行などの営業担当者」に相談する割合はわずか4.9%で(全体は21.2%)、圧倒的に多かったのは「家族」(50.3%)。これに対し、10年以上のベテランでは「証券会社や銀行などの営業担当者」が28.7%まで上昇。長年にわたる取引関係などが背景にあると考えられる。
一方、年代別比較では、また違った実態が見えてくる。20代・30代の若年層で「家族」と回答したのは32.5%で他の年代よりも少なく、「友人・知人」(21.5%)や「職場の人」(21.9%)のほか「SNSでつながった人」(24.6%)、「AI」(20.6%)など多くが2割を超えた。より幅広い意見を聞いて株式投資に取り組みたい、という姿勢がうかがえる。



