マリアさんの言葉で印象に残ったというのは、「自分のやりたいことをやった人生だったなって思って、満足して死んでいきたい」という願望。
「僕もすごくそう思っている部分があるので、その言葉を聞いてハッとしました。全部が分かるわけじゃないけど、今までたくさん苦労してきたんだろうなとか、後悔しないように生きているカッコよさを感じました」
自身も満足して死んでいくために、「なるべく後悔がないようにやる、というのは意識しています」というが、ここでもう一つ、マリアさんに共感した言葉が、「“楽”と“楽しい”は違う」というものだ。
「楽な道っていくらでもあるけど、結局、自分がやりたいことをやって楽しく生きるためには苦労がつきものだったりするなって思うんです。僕自身も苦労は多かったので、そういう意味でもめっちゃ共感しました」
「その気持ちはわかる」心からの共感ナレーション
今回のサブタイトルになっている「推し活」。あのの“推し”は、漫画『弱虫ペダル』の登場人物・御堂筋翔だ。
「みんなは仲間と絆を深めながら強くなっていく物語なんですけど、御堂筋くんは一匹狼型で、勝利のためなら何でもするし、仲間なんていらないっていうタイプなんです。僕も、グループとかバンドとかいろいろ経て、“向いてないな”って何度も何度も挫折して、今は一人でやっているので、めっちゃ共感できるし、ちょっと寄り添ってもらえる気持ちになります。たまに心が折れそうな時は、御堂筋くんがレースに勝ったシーンを思い出して、なんとか耐えたりしてますね」
今回のナレーションでは、「相性の悪い人が普通の人より多いから、基本一人でいろいろやったほうが気楽にできる」というマリアさんの心情に対し、あのが「その気持ちはわかる」と言う部分があるが、そこには心からの共感が込められている。
番組中にはマリアさんを推す熱狂的なファンも登場。あのにとって、ファンの力は「どんなものよりも偉大だなっていうのを、常日頃感じてます」と強力な後押しになっている。
4月には主演ドラマ『惡の華』(テレビ東京)がスタートし、5月までホールツアーの真っ最中だが、「今までわりといろんなものを発信してきたんですけど、一旦ちょっと抑えようかなと思ってるんです」というフェーズに。
「自分が“これを見てください”とか必要以上に言うよりも、表現で内面を見せるということをどんどんやっていきたいなって思うんです。だから、目を離さないでもらえるといいなと思います」と呼びかけた。
●あの
2020年9月から「ano」名義でソロ音楽活動を開始。22年4月、TOY’S FACTORYからメジャーデビュー。同年10月、TVアニメ『チェンソーマン』エンディングテーマに「ちゅ、多様性。」が抜てきされた。23年末には『NHK紅白歌合戦』にも出場。24年3月、映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』で主演声優と主題歌を担当。映画『【推しの子】-The Final Act-』にもMEMちょ役で出演。音楽活動だけに留まらずタレント、女優、声優、モデルと多岐にわたり活動する。4月からは鈴木福とのW主演ドラマ『惡の華』がスタート。現在、全国9都市を回るライブツアー「ano HALL TOUR 2026」を5月まで行っている。
