山里亮太が舞台に立ち、2時間半、言葉だけで観客を魅了した。その姿から伝わってきたのは、テレビでの活躍とは別の場所にある、“芸人であること”への強い覚悟だった。
山里亮太が脳内で描く世界を3Dで表現する新感覚ライブ
山里亮太による妄想活劇『山里亮太の567』が、2月4日から8日まで、東京・本多劇場で開催されている。「妄想活劇」は、山里が脳内で描く世界を3Dで表現する新感覚ライブ。2020年の『山里亮太の1024』、2022年の『山里亮太の81』、2024年の『山里亮太の3333』に続く、コメディーモノローグシリーズの4作目となる。
妄想活劇『山里亮太の567』から感じた芸人としての矜持
4日の初日公演を観て、圧倒された。情報番組『DayDay.』(日本テレビ系)のメインMCを務め、“朝の顔”でもある山里が出ずっぱり、しゃべりっぱなし。2時間半近い公演時間、補助的な映像こそ使えど、己の言葉だけで情景を立ち上げていく。
ある人物の壮大な人生を軸に物語が進んでいくなかに散りばめられた、今の山里が抱く興味関心、世の中への毒、そして人への愛。笑いに包まれながらも、時に決して簡単ではないテーマが観客に投げかけられ、気づけば舞台上の世界に深く引き込まれていた。
終演後、会場を包んだ拍手喝采に対し、「私のこれからと芸人人生において絶対に忘れらない大切な拍手でした。このご恩は笑いという形で皆さんに返せるように日々頑張ります」と応えた山里。その姿から感じたのは、テレビでどれだけ活躍していても、板の上に立ってこそ芸人だと言わんばかりの矜持だった。
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