NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(25年1月5日~12月14日放送)と、日本テレビ系ドラマ『ぼくたちん家』(同10月12日~12月14日放送)、テレビ東京系『シナントロープ』(同10月6日~12月22日放送)が、ギャラクシー賞の25年12月度月間賞を受賞した。

  • (左から)横浜流星、及川光博、水上恒司

    (左から)横浜流星、及川光博、水上恒司

『べらぼう』については、「エンタメ王として蔦重を描き切った森下佳子の脚本が素晴らしかった。吉原を“なかったこと”にせず、そこからいかに江戸の文化が花開いていったかを正面から描いたところに、制作陣の決意と覚悟を見た。終盤のフィクションならではの奇想天外な展開も、史実を踏まえていなさそうできっちり回収していった手際も、見事と言うほかない」と評価。

『ぼくたちん家』については、「基本的にほのぼのとしたラブコメディだが、その中に生きづらさを抱えた人たちがケアし合いながら生きる姿と社会的な課題が溶け込んで描かれていた。新人・松本優紀が書く何気ない会話劇の中に光るセリフがあり、何度も泣かされる。キャスト陣も好演し、それぞれの“恋と革命”を実践した、優しく、祈りに満ちたドラマだった」。

『シナントロープ』については、「見事な構成と洗練された映像と若い俳優たちの演技に見惚れてしまった。こういう、新しいドラマを創ろうというクリエイターの意志とセンスがテレビを救い、若い視聴者をテレビに呼び戻すのではないだろうか。水上恒司は新境地を拓いたし、染谷将太の風格すら感じさせる存在感、脇を固める個性豊かな俳優たちも魅力的で目が離せなかった」と講評されている。

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が1963年に創設した、優秀番組・個人・団体を顕彰するもの。12月度はほかにも、『テレメンタリー2025「万博“成功”の陰で~置き去りにされた未払い問題~」』(12月6日放送、ABCテレビ)、