――これまで活動してきて、パフォーマーとしての手応えは実感していますか?
颯人:今は、パフォーマーとして壁にぶつかっているような気持ちもあります。この数年で世界のパフォーマンスに触れる機会がありましたが、世界を目指す三兄弟として、世界の大きさ、実力の差、見せ方の差を感じることがあって……今は「三つ子であることを生かした最善のパフォーマンスはなんだろう」と常に考えながら生活しています。
――やはり目指されているのは、世界で活躍するパフォーマー。
颯人:そうですね、一卵性の三つ子は珍しいと思うので。アクロバットも三つ子も、言葉が通じなくても海外の方にリアクションしていただけるし、そこは僕たちの武器だと思うので、日本だけに留まらず、世界を飛び回る三兄弟になりたいと思っています。
――3人で活動されている中で、意見が割れることはありますか?
3人:毎日です。
――そうなんですか!?
嘉人:それが悩みでもあり、良い部分でもあるんですよね。言い合うからこそ最上級に良いものができるんですけど、意見がまとまるまでに時間がかかりすぎて(笑)。
颯人:動画で10秒のパートを作るのに1週間かかる、とか。それぐらいお互いに譲らない時もあります。時間はかかるんですが、より良いパフォーマンスを出すために大事にしていることでもあるんです。
綾人:でも、時間が経つとみんな冷静になるので、意見がまとまるんですよね。
嘉人:不思議なことに、誰かがまとめるのではなく、自然にひとつになる時が来るんです。気がついたらまとまっている。それは僕たちも不思議なところで、三つ子の不思議な生態のひとつなのかもしれない(笑)。
――関係がこじれて解散の危機に陥ったこともあるのでしょうか?
嘉人:しょっちゅうあります。たとえばスタジオで話し合っている時、誰かが「もういいや!」と出ていって、もう1人も出ていって、気がついたら1人になっていて「もう無理だ」とか。でも家に帰ってみたら「今日、何食うの?」と(笑)。一瞬で仲直りできるのが三つ子の良さですね。

