通信カラオケ・JOYSOUNDは4月30日、2026年1月クールの冬アニメ作品の関連曲を対象に、カラオケの歌唱回数に基づく「2026年 冬アニメ主題歌 カラオケランキング」を発表した。1位には、Mrs. GREEN APPLEが手掛けたテレビアニメ『葬送のフリーレン』第2期オープニングテーマ「lulu.」が輝いた。
今シーズンは、大型タイトルがランキングをけん引。複数作品でオープニング、エンディングがそろって上位に入るなど、作品人気とアーティスト人気の相乗効果が表れた。
首位の「lulu.」は、透明感のあるサウンドと壮大なメロディが作品の世界観とマッチし、アニメファンから支持を集めたほか、Mrs. GREEN APPLEの人気も追い風となった。
2位には、テレビアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」のオープニングテーマ、King Gnu「AIZO」がランクイン。同作は、jo0jiによるエンディングテーマ「よあけのうた」も7位に入り、オープニング、エンディングともにトップ10入りを果たした。
3位は、テレビアニメ『【推しの子】』第3期のエンディングテーマ、なとり「セレナーデ」。同作からは、ちゃんみなのオープニングテーマ「TEST ME」も4位に入り、作品・音楽の両面で高い支持を示した。
また、HANAによる『メダリスト』第2期オープニングテーマ「Cold Night」が5位、Official髭男dismによる『ダーウィン事変』オープニングテーマ「Make Me Wonder」が6位にランクイン。このほか、『Fate/strange Fake』エンディングテーマの13.3g「消在的なアイ」も9位に入るなど、新人アーティストの躍進も目立った。
このランキングを受け、新作アニメを紹介する番組『つづきみ』のMCを務める吉田尚記と結が対談。今シーズンのアニメソングのヒットについて、吉田はランキング上位作品の主題歌に「ビッグアーティストが起用されるケースが本当に増えましたよね」と指摘し、Mrs. GREEN APPLE、King Gnu、ちゃんみな、Official髭男dism、キタニタツヤらの名前を挙げた。
結も「ランキング上位は、作品もアーティストも、どちらも“強さ”を感じます」とし、カラオケの歌唱履歴にアニソンTOP10の楽曲が入っていても、「それを歌っている人がJ-POP好きなのか、アニメオタクなのか、もうわからないですよね」と、アニソンとJ-POPの境界が曖昧になっている現状を語っている。
一方で、吉田は「アニソンいい子ちゃん問題」にも言及。メジャーアーティストがアニメを理解した上で主題歌を制作する時代になり、楽曲のクオリティや納得感は高まっているとしつつ、かつてのアニソンが持っていた「何それ?」という異物感や驚きの力は減ってきているのではないかと分析した。
その中で2人が注目したのが、若手バンドや意外性のあるタイアップ。結は、アニメタイアップが若手バンドにとってチャンスになっているとし、「それぞれが作品に寄り添って楽曲を作っているのが、PVを見ただけでも伝わってきました」と期待を寄せている。
GEM Partnersが調査・集計した定額制動画配信サービスにおけるアニメ作品の視聴者数ランキングでは、テレビアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」が1位、『葬送のフリーレン』第2期が2位。両作は3位の『ゴールデンカムイ 最終章』に大きく差をつけており、冬アニメを代表する2強として存在感を示した。
カラオケランキングと配信視聴者数ランキングを照らし合わせると、作品人気に加え、アーティストの影響力や楽曲そのものの求心力が歌唱数に強く反映されていることがうかがえる。


