テレビ埼玉(テレ玉)の正月恒例特番『第34回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』(1月1日19:00~ ※再放送:同11日19:00~)。年々磨きがかかる出場者のユニークなパフォーマンスと、お堅いイメージの政財界人とのギャップが大きな話題を集め、県を越えて“埼玉の奇祭”と愛される番組になっている。

マイナビニュースでは11月29日、大宮ソニックシティ 大ホールで行われた収録を取材。全出場者に本番のステージ直後に行ったインタビューをお届けする。今回登場するのは、34回皆勤賞の清水園・清水志摩子社長と、6回目の出場となる大野元裕埼玉県知事だ。

  • (左から)清水園の清水志摩子社長、大野元裕埼玉県知事 (C)テレ玉

    (左から)清水園の清水志摩子社長、大野元裕埼玉県知事 (C)テレ玉

ファンから「旧制高校の歌を歌ってくれ」と手紙

唯一の全回出場を続ける清水社長は「ここ1週間くらい喉の調子が悪くて、“マズいな。今日出られるかな”ってずいぶん心配したんです。だからアメをいっぱい舐めてきました(笑)」と万全のコンディションではなかったそうだが、それを感じさせない見事な高音を響かせて、アンドレア・ボチェッリの「Con Te partiro」を披露。

2025年に80歳の傘寿を迎えたが、「まさかこの年まで仕事をするとは思わなかったです。“50歳までは死に物狂いで働く”と思って頑張って、50になったら留学しようと思ってたら、“平均寿命が伸びたんだから、もうちょっと頑張ってくれ”って言われて。それで60になったら社長をやることになって。自分の好きなことをやりたいから、社長なんてやるつもりは全然なかったんです」と打ち明けるだけに、「もっと若い人が頑張って歌わないとダメなのよ!」と活を入れた。

一時は引退も考えたが、それを許してくれないのが清水社長のファンたち。「自宅から駅まで800mあるんですけど、その間に多い時は4人くらい声をかけられるんです。女性が手をつかんで“ちょっと待って!”なんて言われることもありますし、おじいさんから“旧制高校の歌を歌ってくれ”なんて手紙まで来るんですよ。すごくありがたいです」とその思いを受け取り、次回も「まあ元気だったらね」と連続出場の記録更新に意欲を見せた。

前知事から唯一の引き継ぎ「1年で一番嫌な仕事です」

大野知事は、DREAMS COME TRUEの「何度でも」を披露。県内の女性経営者が参加する「サイタマ・レディース経営者クラブ」に「1年が明るくなる歌をお願いします」と選曲を委ねたが、「女性キーですし、ドリカムって難しいですよね」と苦戦を強いられた。

この曲に込められた思いについては、「日本全体を見ても、2025年は災害やつらいことが多くて、残念ですが26年もそういった想定をせざるを得ないだろうと。その中でも、“何度でも立ち上がる”というメッセージを新年に出すことで、私も力を頂きました」と明かしており、今回のステージでは知事の“何度もの”衣装替えが見どころとなっている。

前知事からの唯一の引き継ぎで「1年で一番嫌な仕事です」と託されたこの番組への出場。「埼玉の奇祭」と呼ばれることに「注目していただくのはありがたいですが、出てる本人にとっては迷惑です(笑)」と苦笑いだ。

また、「正月にみんなが和やかな雰囲気で、プロではない歌を笑いながら見てくれて、(埼玉県文化振興基金に)寄付もしていただける。明るくて前向きで、優しさのある番組だと思います」と番組の意義を感じながらも、やはり「出る身からすると迷惑です(笑)」と重ねて強調した。

『第34回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』セットリスト ※【 】内は出場回数

1:東京ガス(株)埼玉支社・青木健支社長【初】/Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
2:行田市・行田邦子市長【初】/キャンディーズ「年下の男の子」
3:YKKAP(株)埼玉支社・水野彰二 支社長【3】/EXILE「Choo Choo TRAIN」
4:鳩山町・小川知也町長【初】ラッツ&スター「(め)組の人」
5:(株)コマーム・小松君恵会長【4】/「コマーム30周年スペシャルメドレー ~能楽 猩々-こころま~るく こどもパワーGO!!~」※オリジナル曲
6:(株)埼玉りそな銀行・福岡聡社長【5】/郷ひろみ「2億4千万の瞳」
7:秩父市・清野和彦市長【初】/小沢健二 feauturing スチャダラパー「今夜はブギー・バック」
8:埼玉県議会・白土幸仁議長【初】/なっく・ストロベリ~FIVE「さいたまイチゴ推しっす! 優勝~ストロベリー!」
9:(株)シタラ興産・設楽竜也社長【2】/長渕剛「情熱」
10:ケアハウス和みの里・山中和子理事長【18】/水前寺清子「三百六十五歩のマーチ」
11:桶川市・小野克典市長【7】/松たか子「Let It Go~ありのままで~」
12:(株)馬車道・木村徳治名誉会長【19】/石原裕次郎「二人の世界」
13:(株)サイサン・川本武彦会長【18】/矢沢永吉「黒く塗りつぶせ」
14:さいたま市・清水勇人市長【16】/ドリーミング「アンパンマンのマーチ」
15:(株)清水園・清水志摩子社長【34】/アンドレア・ボチェッリ「Con Te partiro」
16:埼玉県・大野元裕知事【6】/DREAMS COME TRUE「何度でも」